ホンダの人気コンパクトSUV「ヴェゼル」初のマイナーチェンジをおこない改良新型が登場しました。どのように変わったのでしょうか。
ハイブリッド「e：HEV」はより静かに、より力強く変更
ホンダは2024年4月25日、コンパクトSUV「VEZEL（ヴェゼル）」をマイナーチェンジ、同年4月26日に発売しました。
ヴェゼルは2013年に初代が登場したBセグメントSUVです。世界的なヒットモデルとなり、その後、数多くのライバルが誕生しています。
2021年4月にフルモデルチェンジされ2代目に進化。ボディサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1590㎜と、Bセグメントとしては大柄となっているのが特徴です。
今回の改良は「EXPAND YOUR LIFE」（エクスパンド ユア ライフ）をグランドコンセプトに設定したといいます。
エクステリアは従来型のシンプルでクリーンなキャラクターを継承しながら、フロントグリル、フロントバンパーの形状を変更。またリアコンビネーションランプをオールLED化するとともに水平基調の2段のグラフィックに統一、フロントからボディー横、リアまで360°水平基調のキャラクターラインを際立たせています。
インテリアデザインは、前席のセンターコンソールを左右対称に変更することで、運転席、助手席双方が同じように使え、上段も下段も両席からアクセスしやすい形状としています。
パワートレインは、1.5リッターDOHC「i-VTEC」ガソリンエンジンに加え、1.5リッターエンジン＋2モーターハイブリッドシステム「e：HEV（イーエイチイーブイ）」搭載モデルが設定されています。
今回のマイナーモデルチェンジでは、ハイブリッドモデルはエネルギーマネージメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスをさらに向上。
また、常に四輪に最適な駆動力配分を行う「リアルタイムAWD」を全タイプに設定しています。
e:HEVは、ダッシュボード、ルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジン始動音やロードノイズを低減させ静粛性をより高めています。またe:HEVのFF車は、ダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを追求し、より快適な乗り心地を目指しています。
グレードはガソリンモデルの「G」、e:HEV「X」「Z」に加え、、「e:HEV X HuNT（ハント）パッケージ」「e:HEV Z PLaY（プレイ）パッケージ」の2パッケージを新たに設定。
e:HEV X HuNTパッケージはルーフレールの採用に加え、専用アルミホイールやカッパー・メタリック塗装のフォグライトガーニッシュなどを専用装備とし、さらにインテリアにはプライムスムース×ファブリックにカーキ＆ネイビーの専用カラーのコンビシートとし、ファブリックの素材には撥水・撥油機能のあるFABTECT（ファブテクト）を採用しています。
e:HEV Z PLaYパッケージは、e:HEV PLaY同様に2トーンカラーを採用。フロントグリルに配置したトリコロールのアクセントの配色を変更したほか、ドアロアーガーニッシュはアクセントを効かせたブルーに変更することで、個性や遊び心を表現しています。
改良新型ヴェゼルの消費税込みの車両価格は、264万8800円（G、4WD）から377万6300円（e:HEV Z PLaYパッケージ、4WD）となっています。
