ブリヂストンの欧州グループ会社ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエーは、マセラティ初のフル電動SUV「グレカーレ フォルゴレ」の新車装着タイヤとして「POTENZA SPORT(ポテンザ スポーツ)」の納入を欧州で開始したと発表しました。

「グレカーレ フォルゴレ」の運動性能と航続距離向上に貢献

 ブリヂストンの欧州グループ会社ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー(以下、BSEMEA)は、マセラティ初のフル電動SUV「グレカーレ フォルゴレ」の新車装着タイヤとして「POTENZA SPORT(ポテンザ スポーツ)」の納入を欧州で開始したと発表しました。

 これまでブリヂストンは、マセラティの「MC20」や「グレカーレ」への新車装着などによりマセラティが車両を通じて提供する価値の実現に貢献してきたと言います。

 今回「グレカーレ フォルゴレ」に装着される「POTENZA SPORT」は、ブリヂストンが“EV時代の新たなプレミアム”と位置付け「究極のカスタマイズ」を目指す商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載しています。ドライ、ウエット両路面でのハンドリング性能向上および、転がり抵抗の低減によって、低電費性能を向上させているとのことです。これにより「グレカーレ フォルゴレ」の運動性能を引き出しつつ、航続距離500kmの実現に貢献したとしています。

 今回の「POTENZA SPORT」のタイヤ開発では、ブリヂストン独自のシミュレーション技術とマセラティのドライビングシミュレーターを組み合わせ、デジタル環境でタイヤを開発、テストすることにより、原材料使用量やCO2排出量を削減しつつ、市場への迅速な投入を実現したとのことです。

 BSEMEA副社長のスティーブン・デ・ボック氏は「『グレカーレ フォルゴレ』はマセラティのEV化変革における象徴的なモデルであり『POTENZA SPORT』が装着されたことを誇りに思います。ブリヂストンとマセラティは共にEV化を加速させるという強い意志を持っています。今回の発表は、両社の共創によりEVの新境地を切り拓(ひら)く素晴らしい機会になります」とコメントしています。