北米ホンダは2024年5月28日、「アキュラ」ブランドで展開しているSUV「MDX」の2025年モデルを発表しました。いったいどんなクルマなのでしょうか。

車両価格は5万900ドル(約800万円)から

 北米ホンダは2024年5月28日、「アキュラ」ブランドで展開しているSUV「MDX」の2025年モデルを発表しました。

 日本では馴染みのないモデルですが、どんなクルマなのでしょうか。

 MDXは、ホンダのプレミアムブランド「アキュラ」が取り扱う、北米で製造されるミドルクラスのSUVです。

 2001年に登場した初代のみ、日本でも「ホンダMDX」として販売されましたが、2006年に登場した2代目以降は導入されていません。現行型は2022年に登場した4代目となります。

 全長198.4インチ(約5040mm)×全幅78.7インチ(約1998mm)×全高67.1インチ(約1704mm)、ホイールベースは113.8インチ(約2890mm)というサイズで、3列7人乗りを実現。アキュラSUVのフラッグシップモデルで、北米市場では史上もっとも販売されている3列プレミアムSUVとなっています。

 今回発表された2025年モデルでは、16ウェイ パワーシート、ヒーター付き2列目キャプテンシート、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、サラウンドビューカメラシステムなどの装備を追加してスポーティな外観を組み合わせた「アドバンスパッケージ」付きのMDX Aスペックが設定されました。

 アドバンスパッケージ付きのMDXとMDX Aスペックは、以前はMDX タイプS専用だった曲線のキルティングレザーとマッサージ機能付きフロントシートも備えています。

 トップグレードはターボエンジンを搭載したMDX タイプSです。以前はオプションだったアドバンスパッケージが標準装備され、ヘッドアップディスプレイ、16ウェイ パワーフロントシート、ソフトタッチ ミラノレザー、9ウェイ マッサージ機能付きフロントシート、2列目ヒーター付きシート、ヒーター付きステアリングホイール、サラウンドビューカメラなど、快適装備が充実しています。

 エクステリアでは、新デザインのダイヤモンドパターングリルメッシュを備えた、新しい、よりアグレッシブなフロントフェイシアとオープンフレームのダイヤモンド ペンタゴン(五角形)グリルを備えています。洗練された新しいデザインは、アキュラのシグネチャーである4つのジュエルアイ LEDヘッドランプとシケイン状のLEDデイタイムランニングランプで囲まれています。

 MDX Aスペックでは、新デザインのグリルメッシュ、ブラックアウト エクステリアトリートメント、Aスペック バッジ、新デザインの20インチホイールなどを装備しています。テクノロジーパッケージ付きMDXとアドバンスパッケージでは、新しい20インチホイールも選べます。

 MDX タイプSは、V6ターボエンジンに空気を送り込み、機械加工仕上げで再設計されたベルリナブラック21インチのスプリットスポークホイールにも空気の流れを提供する、新デザインのオープンサーフェス メッシュを備えた新しいフレームレス ダイヤモンドペンタゴングリルでさらに強化されています。さらに、専用のリアディフューザー、大径4本出しエキゾーストエンド、赤いブレンボ製4ピストン フロントブレーキキャリパーでさらに差別化されています。

 インテリアでは、グーグルを内蔵した新しい12.3インチのタッチスクリーン インターフェースを装備しています。ワイヤレスでアップル カープレイとアンドロイド オートとリンクする機能も標準装備されています。

 新しいタッチスクリーン インターフェースを補完するのは、以前のタッチパッドの代わりに、より機能的なセンターコンソールです。ストレージの増加とワイヤレス充電パッドへのアクセスの改善により、キャビンの利便性を向上させています。

 ホンダセンシングのアキュラ版ともいえる、安全運転支援技術の「アキュラウォッチ」は、全グレードで進化しています。アドバンスパッケージ付きのMDX タイプSでは、より高度な新しいアキュラウォッチ360を標準装備しています。これは、アクティブ レーンチェンジアシスト、レーンチェンジ コリジョン ミティゲーション、フロント クロストラフィック ウオーニングなど、新しいフロントカメラとミリ波レーダーを利用してパフォーマンスを向上させる、複数の新しいドライバー支援機能と機能を導入しています。

 標準のアキュラウォッチも2025年モデルで強化され、パフォーマンスを向上させるためにハードウエアが更新されました。これには、ブラインドスポット インフォメーション システムの警告エリア拡大と、隣の車線で後ろから接近する車両を検出してドライバーに警告する車線変更アラートが含まれます。

北米市場で発表されたアキュラ「MDX」2025年モデルのインテリア

 MDXの2025年モデルは、バング&オルフセンと提携して開発された高級オーディオシステムも搭載しています。これはトップクラスのパフォーマンスでオーディオ体験ができる、MDX専用に開発されたシステムです。

 テクノロジーパッケージ付きMDX、アドバンスパッケージ付きMDX、およびMDX Aスペックは、アコースティックレンズ ツイーターを備えた16チャンネルとヘッドライナーに4つのスピーカーを備えた新しい19スピーカー、1475Wのバング&オルフセン オーディオシステムを装備しています。

 さらに、アドバンスパッケージ付きMDX タイプSは、これまでにない、まったく新しい31スピーカー、1760Wのバング&オルフセン高級オーディオシステムを導入しました。アコースティックレンズ ツイーターを備えた24チャンネルとヘッドライナーに12のスピーカーを搭載し、このクラスをリードするオーディオ体験ができます。

このプレミアムなオーディオを体験するためだけでなく、アキュラ MDXの2025年モデルでは、テクノロジーパッケージ、アドバンスパッケージ、MDX Aスペックでロードノイズを10%削減するための広範なアップデートが行われました。

 新しい対策には、アップグレードされた前後のフェンダーライナー、追加のドアインシュレーター、風切り音をさらに低減するリアドアの合わせガラスが含まれています。

 アキュラ MDX2025年モデルのメーカー希望小売価格は、MDX(FWD)の5万900ドル(日本円でからアドバンスパッケージ付きMDX タイプS(SH-AWD)の7万4950ドルとなっています。