高級ブランドのクルマのセールスが好調です。では、2021年のランボルギーニはどうだったのでしょうか。マーケットやモデル別に販売台数を調べてみました。

2021年、ランボルギーニは過去最高のセールスを記録

 2021年は、「ウラカン・スーパー・トロフェオEVO」や「ウラカンGT3 EVO」にインスパイアされた究極のロードモデルともいえる、「ウラカンSTO」、「アヴェンタドール」の最終モデルと宣言された「アヴェンタドール・ウルティメ」。そしてカウンタックの生誕50周年を記念した、アヴェンタドール・ベースの「カウンタックLPI800-4」といった見た目にも刺激的な、そしてランボルギーニの伝統と先進性を強くユーザーやファンに訴求するモデルを生み出したランボルギーニ。

 同時に彼らが進む将来的な電動化戦略を、「Direzione Cor Tauri」(コウ・タウリに向かって)というタイトルのロードマップで発表したことも、将来ランボルギーニが脱炭素社会の実現に向けて出遅れることのない、いやリーディング・カンパニーとしての役割さえ果たすことを世界にアピールした大きなニュースだった。

●世界的に販売が好調な理由とは

 世界はいぜんコロナ渦中にあり、それは多くの自動車メーカー、あるいは部品を供給するサプライ・チェーンにも大きな影響を与えているが、そのような環境下においても、2021年のランボルギーニは見事な販売実績を記録することに成功した。

 グローバルでの販売台数は過去最高となる8405台。同社の代表取締役兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は、この好調なリザルトについて以下のようにコメントしている。

「この記録によって、我々ランボルギーニは4つの事実を再確認することができました。戦略計画の堅実性、ブランドとしての傑出した国際的な評価。従業員の高い能力と情熱、そしてこの困難な時期に変わらぬ支援と努力を続けてくださいました52か国173のディーラーの皆様の、プロフェッショナリズムッショナリズムと力強さです」

 ランボルギーニはかねてから、好調な成長の大きな理由として、北米、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、アジアパシフィックといった3つの主要なマーケットが、バランス良く成長を遂げていることをあげていたが、2021年もそれはかわらなかった。

 実際に北米においては14%、EMEAでは12%、アジアパシフィックでは14%の成長が記録されているのだ。

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 国別ではアメリカがプラス11%で2472台。以下、935台の中国、706台のドイツ、564台のイギリスと続き、母国イタリアも3%増の359台が販売されるに至っている。

 これまで毎年上位にランクしていた日本の販売台数が今回はアナウンスされなかったが、イギリス以下の台数であると見て間違いないだろう。

2021年のランボルギーニのセールスがひと目で分かるレポート

 では、モデル別の販売台数を見てみよう。まず「ウルス」が5021台と好調をキープ。次ぐにウラカンがSTOの後押しもあって2586台、そしてアヴェンタドールが798台であった。この3車種を合計するとちょうど8405台となる。

 日本には2021年に「シアン」が複数台納車されており、さらにカウンタックLPI800-4の受注もそれなりにあったという話を聞くが、これらのフューオフモデルや限定モデルの販売台数は2021年にはカウントされていないということだろうか。気になるところだ。

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 ランボルギーニは、前で触れた電動化戦略のために今後4年間で15億ユーロを超える投資をおこなう計画だ。2023年には最初の量産ハイブリッドモデルが誕生し、2024年末までには全モデルの電動化が果たされるという。

 また2022年後半には、第4のモデルとなる完全電動モデルがラインナップに加わる予定。ランボルギーニの2022年、そしてそれからの数年間は、まさに歴史的な変革の時代となりそうだ。