バレンタインの時期だけに、日本だけで販売されるチョコレートがあるのをご存知ですか? 一度食べたら虜にされちゃうジャン=ミッシェル・モルトローの名を冠するショコラを紹介します。

100%オーガニックの「世界でいちばん、やさしいショコラ」

 バレンタイン前のこの時期は、世界中から珍しいチョコレートが集まり、まるでチョコレートの祭典のよう。通常、国内での展開がないブランドも多く販売され、チョコレート好きにはたまらない季節だ。

 なかでもユニークなのが、この時期の日本でしか展開しないという「JEAN-MICHEL MORTREAU(ジャン=ミッシェル・モルトロー)」だ。11年前に日本での展開がスタートして以来、じわじわと人気が上がり、現在では、早い時期に売り切れというアソートもある人気のショコラブランドだ。一度食べると虜になるジャン=ミッシェル・モルトローをご紹介しよう。

●日本だけで展開しているショコラブランド

 ショコラティエのジャン=ミッシェル・モルトロー氏は、幼いころからオーガニックに囲まれて育ち、「自然がショコラの味を決める」という信念のもと、オーガニックにこだわったショコラづくりをおこなっている。

 オーガニックカカオは、世界で流通するカカオのわずか1%ととても希少。そんなオーガニックカカオにこだわり、今では多く見られるようになったビーン・トゥ・バーにいち早く取り組み、さらに、ビーン・トゥ・ボンボンと進化し、現在は、カカオ農園から関わるファーム・トゥ・ショコラを実践している。

 カカオは、生育環境、品種、収穫時期などによって香りや味わいが変化する。たとえ同じ品種や産地のカカオを使っても年ごとに変わり、まるでブドウとワインの関係のように違う表情のショコラを楽しむことができる。

カカオ農園にも自ら足を運び「ファーム・トゥ・ショコラ」を実践しているショコラティエのジャン=ミッシェル・モルトロー氏

 その個性を尊重するため、単一の品種と産地のオーガニックカカオを使うシングルオリジンにもこだわっている。カカオにこだわるからこそ、カカオ農家の労働環境の改善や収入向上による安定した生活環境につながる支援活動もおこない、これからもおいしいショコラが食べられる環境づくりにも力を入れている。ショコラへの愛が感じられるショコラティエだ。

 本国であるフランスでは、彼自身の名前を冠したブランドを展開していないため、この時期の日本でだけ購入することができるショコラブランド。オーガニックであるだけでなく乳化剤不使用で、いくつでも食べられそう。一度食べたらきっとリピートしたくなるはずだ。

2022のシーズンテーマは「RENAISSANCE(ルネサンス)」

 2022年は日本展開11年目ということで、シーズンテーマが「ルネサンス」。新たな10年に向けての1年目のスタートを「Re-再び+naissance誕生」という言葉を用いて、新たな1年にしたいという思いが込められている。

日本でファンも多いプラリネ・ピスタチオ・ミルク

 それぞれのカカオの個性を味わい、その違いを楽しめるようアソートには、定番と新作が入っている。今年は、グレナダのカカオが加わり、7か国のカカオの違いが味わえる。

 筆者がひと足先に試食したのが、ファーム・トゥ・ショコラの「ガナッシュ・グレナダ」だ。カカオが改めて果実だと感じられるフルーティさで、なめらかなショコラ。キレのよいあと味で、ビターなショコラ好きにおすすめ。

 新作ではないが、エデン農園のファーム・トゥ・ショコラである「プラリネ・ノワゼット・ドミニカ」は、苦みとナッツの香ばしさで奥深い味わいで、満足感たっぷりだ。筆者のイチ押しは「プラリネ・ピスタチオ・ミルク」。ピスタチオとショコラの香りと口どけが絶妙で、いくつでも食べたくなる逸品で、ファンも多いらしい。

かごの編み目をイメージしたボックスも印象的な「パニエ」

●人や自然のつながりを表現した新パッケージ

 ジャン=ミッシェル・モルトローというブランド名では、日本でしか展開していないため、パッケージも日本限定だ。昨年までと全く違った印象なのが、「パニエ・ドゥ・ショコラ」の、かごのようなボックスだ。

 デザインは、「MONDESIGN JAPAN」の門出希氏によるもの。デビュー以来、家族ぐるみで親交があるそうだ。

 フランス人は、マーケットに出かけるとき、パニエ(かご)を持参する。このサステナブルな知恵は、ジャン=ミッシェル・モルトロー氏のショコラづくりに通じるものがあるとのこと。日本にも編むという技があり、国や時代を超えて、伝統的に生活に根付いていることからこのような表現に至ったそうだ。

「ジャン=ミッシェルさんは、フランス人ですが、彼のショコラづくりも地球規模。自然の声に耳をすまし、カカオを育てる人、ショコラをつくる人、食べる人、それぞれのつながりを非常に大切にしています。いわば、人や自然のつながりを楽しく美しく編み上げでき上がったのが、彼のショコラです」(門出希氏)

 ショコラを包むものとして、かごという形のパッケージにすることは、至極自然の流れだったよう。ただ、かなり難しかったらしく、何年も試行錯誤し、ようやくでき上がったとのこと。もちろん、このパッケージも職人さんたちの手でひとつひとつ心を込めて編まれている。

「召し上がった後は、ぜひ小物入れなどとして、そばに置いていただけるとうれしいです。」(門出希氏)

 手触りや紙質にもこだわったパッケージなので、確かにいろいろ活用したくなる。

 百貨店での期間限定ストアは、日程が各店舗で異なるため、最新情報はホームページでご確認を。オンラインストアでは、すでに完売したアイテムもあるため、気になる方はお早めに。