長野に住む清沢賢二は、ある日ポストに入っていた「まほうの家」と書かれた住宅のチラシに心奪われる。冬でも半袖で過ごせる暖かさと謳っており、寒がりの妻と幼い娘のために賢二は「まほうの家」を建てる決意をする――。

原作小説はイヤミスの上をいく「オゾミス」として話題となった2019年刊行の神津凛子氏デビュー作で、第13回小説現代長編新人賞受賞作。そして2023年、斎藤工監督、窪田正孝主演で映画化が決定。恐ろしくも美しく残酷なサスペンスホラー「スイート・マイホーム」コミカライズ版の冒頭部分をお届け。

※2023年9月16日掲載、ダ・ヴィンチWebの転載記事です


<第4回に続く>