育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅさん(@mosyamou)。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。

ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回は大家さんに心を開くハムソー君の様子について。散歩に出ると大家さんに会うことが多かったが、会えない日は家に入ろうとしないほど、大家さんのことが好きになっていったそう。

■大家さんのお庭は、息子にとって特別な遊び場
大家さんはハムソー君を見るたびに、謎の声と謎の動きで笑いを誘う「大家ギャグ」を披露してくれたそう。ハムソー君が懐いたのは、このギャグの影響が大きかったのだろうか。

「大家ギャグ、私もハムソーも大好きでした!初めて披露されたときは、私が1番笑ってましたね(笑)。それを見たハムソーもつられて笑い、『とても楽しいものだ』という認識になったのかもしれません。大家さんは本当にハムソーを好きでいてくださったので、ハムソーにもその愛が伝わったのだと思います」

また、自宅のお庭に時々2人を招いてくれた大家さん。ハムソー君はここで遊ぶのが大好きだったそう。

「お庭に入れてもらえると、『わあい!』と大喜びでした。普段は入れない場所で、ハムソーにとって特別な遊び場で、しかも大好きな大家さんがいる!という喜びだったと思います。約束をして入るというよりは、たまたま大家さんがお庭にいるときに通りかかって、『時間あったら庭を見るかい?』と声をかけてもらって入っていたので、ハムソーも『入れてラッキー!』という感じだったのかもしれません」

ハムソー君のことが大好きな大家さんと、大家さんに心を開いたハムソー君。2人の交流にほっこりする表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍「大家さんとハムソー」は、各電子ストアにて配信中。

取材・文=石川知京