部署移動してきた日「南朝子ですぅ〜。よろしくお願いしますぅ〜」と、語尾が甘〜い挨拶をした、南朝子。見た目のかわいさと甘えたような口調は、男性ウケがよかった。そんな南さんは「ミナ…ドジだからぁ」と、自分のことを名前呼び(しかも南のミナ)し、自分のミスを男性社員にフォローしてもらうばかり。甘え上手で男性にウケがいいが、女子からは「ああいう子が好かれる」と敬遠される。しかし、今回紹介する天海杏菜(@kyuimuni)さんの漫画「南さんはあざといい子」は、本当は憎めない、いい子だった――。



■ぶりっ子だけど憎めない。「あざといい子」な南さんと、それに魅せられていく社内の人々との物語。


本作を描くきっかけについて、作者の天海さんは「X(旧Twitter)に投稿した漫画を見た双葉社の編集さんから、商業連載化のご提案をいただきました。投稿時は、こういうキャラクターは、かわいいしおもしろいな。という軽い気持ちだったと思います。」と話す。

一見あざとい系ぶりっ子のようで、実はまっすぐでめちゃくちゃいい子だった…というギャップのある南さんのキャラクターが魅力の本作。

作者の天海さんは「南さん独特のハチャメチャな言動とそれに魅せられていく人々の人間模様。そして南さん以外のキャラクターたちも、みんな少しずつ、人と違うところがあって愛おしい…という気持ちを込めて描いているので、今後も楽しんで読んでいただけたらと思います!」と見どころを明かしてくれた。

「南さんはあざといい子」は、各種電子書店で連載配信中。基本的に、毎月1話ずつの単話配信のほか、数カ月に1度の合本版配信している。

最初は「正直こういう子、苦手なんだよね」と思うかもしれない。しかし、読み進むにつれて、南さんの見た目と違う自虐展開に思わず、爆笑。おもしろい爽快コメディに、Xでは4.5万のいいねが集まっている 。



■取材協力:天海杏菜(@kyuimuni)