Xをスタートしてわずか5カ月。リアルな猫目線の鋭いツッコミが人気のキジネコ様(@Motidukineko)をご存知だろうか?活発な性格で決して触ることはできないキジネコ様が発信するネコ様投稿に、人間側がひれ伏すという異色の会話のキャッチボールがおもしろい創作漫画だ。今回は、作者のうぐいす歌子さんに話を聞いた。

■置き去りにされたクロネコ様のつぶやきに「ゆるして!」「ご勘弁を!」の10万いいね!
10万のいいねがついた「初めてのお留守番。」は、飼い主が出かけて6時間が経過したころ「許せないので、ウンコしてやろうかな」と、一点を見つめる鋭い視線のクロネコ様のつぶやきを描いたもの。しかも、欄外には「布団にな...」という恐ろしい一文が書かれてある。

これに対して「目が笑ってない!」と読者から指摘があり、クロネコ様の本気度がうかがえる。「なる早で帰るからゆるして!」「何とぞ布団だけはご勘弁を!」と、飼い主からの悲鳴が届いた。ネコ様を怒らせると、このような被害が出ると経験者は大きく共感。

また、いつも俺様かと思えば、人間が落ち込んでいるときは温かい目で「今日は吸ってもいいよ」と、不思議と優しく接してくれる。ネコ様はツンとデレを器用に使い分け、人間は簡単にほだされてしまう。

うぐいす歌子さんへ、ネコ漫画を始めたきっかけを聞くと「もともと、Xの別アカウントで『2士ペン君』という漫画を3年ほど描いていたのですが、息抜きに描いていたネコの漫画のほうが人気が出てしまい、アカウントを分けました。キジネコ様は、本当に何も考えずに、仕事の息抜きに描き始めたものです」と話す。

キジネコ様やクロネコ様の上からな猫目線の鋭い指摘がおもしろい、Xの猫投稿。猫目線で描いてみようと思った理由は「ネコを描く練習をしていたら、自然と勝手に喋ってました。ネコが」と、うぐいす歌子さんもどっぷりネコに沼っている様子。

「普段の漫画は、iPad Proと、プロクリエイトと、クリスタで描いています。アナログ作業のときは、筆と墨で描いております」という、うぐいす歌子さん。猫を描くうえで気を付けていることは「もともと、日本画をやっていたので細密描写をしがちなのですが、これは漫画なので『描きすぎないように』を意識して描いております」とリアルな猫描写のこだわりを教えてくれた。

最期に、読者の方にメッセージをお願いした。「更新がゆるくて申し訳ないのですが、楽しんでいただけるとうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします」(うぐいす歌子)