株式会社バンダイ ベンダー事業部と青稜中学校・高等学校は、今年度卒業する高校3年生に向けた、特別なサプライズイベント「#卒業おめガシャポン」を、2022年度の卒業式当日の2023年3月10日に実施した。


「『ガシャポン』を通じて、もっと世の中をワクワクさせたい」というバンダイの想いと、コロナ禍の中で高校生活を過ごした2022年度の高校3年生に「特別な高校生活の思い出をプレゼントしたい」という青稜高等学校教員の想いが結び付き、実現した卒業生へのサプライズ企画。この日、限定の特別ガシャポン(無料)をプレゼントした。

本企画の「#卒業おめガシャポン」では、生徒会や担任の先生に「青稜中学校・高等学校」といったら?というアイデアを集い、卒業生273名のために、青稜高等学校の校舎や制服、生徒手帳、近隣のパン屋など、高校生活の思い出が詰まったオリジナルチャーム全20種類を製作。


実際に「ガシャポン」を回した生徒たちの反応は、「制服とか壁がモチーフになってて思い出になるので鞄につけます!」「特別感があって良い!」「地方の大学で一人暮らしなので、手元に自分の学校のものがあると安心します」など、さまざまな思いをアイテムに落とし込んでいたようだ。


また、「#卒業おめガシャポン」を推し進めた青稜中学校・高等学校の青田泰明校長は、実はコロナ禍から就任した校長先生であり、その内に秘めたるさまざまな想いを聞いてみた。


――「#卒業おめガシャポン」企画のお話がきた時、どんな思いでしたか?

【青田泰明】この学年ってコロナ禍にずっと覆われていて、学校行事や学校生活が制限された学年。そこで我々としても、「最後に何か喜んでもらいたい!」という想いがあり、こうした「#卒業おめガシャポン」というイベントができて良かったなぁと感じているところです。

こうした卒業生たちを最後に「驚かせたい!笑わせたい!」という思いが強く、バンダイさんの方からお話を頂いたとき「願っていたことが叶う」と実感しました。

――ご自身の「ガシャポン」への原体験を教えてください。

【青田泰明】実際、私自身「ガシャポン」といったら「10円や20円を入れてまわした」幼少時代の良き思い出がたくさんあり、キンケシなど流行った世代ということもあり、自分が幼い頃に大好きだった「ガシャポン」が今こうして、子供たちを喜ばせることができるのは、本当に不思議な気持ちでいっぱいです。ガシャポンやバンダイといったら、私自身も親和性が高いので、この企画にはすごく前のめりでした。

――最後に、コロナ禍世代を生き抜いた学生へ一言お願いします。

【青田泰明】ガシャポンとの結びつきのない話ですが、このコロナ禍に覆われた世代だからこそ、できたこともあると痛感しています。例えば、オンライン授業にしても「あの子たちじゃなかったら、頑張れなかったかもしれない!?」とか、学校行事ができないからこそ、工夫して新しい挑戦ができたりと、逆にバイタリティを持った最も挑戦的な学年だったのでは?と振り返っています。新しいことにチャレンジし続けたチャレンジャーな学年といえますね。

――ありがとうございました。