フランス生まれの絵本「リサとガスパール」の日本デビュー20周年を記念した展覧会「リサとガスパールのおもいで展」が、松屋銀座にて3月3日(水)まで開催されている。2月22日に実施されたオープニングイベントには、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつが出席。本展の見どころをアピールするとともに、リサとガスパールとの共通点や、相方・カズレーザーとの良好な関係性について語った。

■安藤なつ「パリに行ったかのような気分に」展覧会の魅力を熱弁
文章を担当するアン・グットマンと、絵を担当するゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻により、フランスで1999年に誕生した絵本「リサとガスパール」。翌2000年には日本でも紹介され、たちまち人気シリーズとなり、2020年に日本デビュー20周年を迎えた。安藤もこれまで、さまざまな場所でリサとガスパールを目にしてきたという。

現在開催中の「リサとガスパールのおもいで展」では、未公開の作品を含む約150点の原画や、初期作品のスケッチなどを展示。オープニングイベントの開始前に展示を鑑賞した安藤は「心が洗われるようでした。パリの風景などは、行ったかのような気分になれる引き込まれる絵で、色合いもすごくきれいで癒やされました。見入っちゃいましたね」と感想を述べ、大満足だったようだ。

特に印象に残った作品を問われると「リサ ひこうきにのる」という絵本に登場する絵をチョイス。「大人のお姉さんが窓際に座って、リサが通路側でシートベルトしている絵があるんです。人間として扱われているけど、見た目は動物のリサが普通に旅行をしていて『これは不思議な気持ちになる絵本だな』というのが1番の印象だったので、その絵を選ばせていただきました」と理由を語った。

また、本展は充実したグッズコーナーも魅力のひとつ。展覧会オリジナルアイテムをはじめとした約700点のグッズが勢ぞろいしている。中でもおすすめのグッズとして、イチゴの水彩アートを用いた「FRAISE(フレイズ)」シリーズのクッションが紹介されると、安藤は「水彩と油絵では全然タッチが違う。水彩もすごくかわいい」とテンションアップ。さらに「相方の実家がいちご農家なので、飾ってもらいたいですね」と話していた。

■カズレーザーはイタズラ好きなリサに似ている!?
オープニングイベントでは、メイプル超合金とリサとガスパールの共通点が話題となる場面も。赤いマフラーを巻いている、好奇心いっぱいのリサがカズレーザー、優しい気持ちでリサを見守っているガスパールが安藤に似ていると、司会者が語った。すると安藤が、こんなエピソードを披露。以前、カズレーザーはライブの企画として、アルミホイルを噛むという罰ゲームを考案。「試しにやってもらっていいですか?」と安藤に頼んできたのだという。「絶対嫌だ」と安藤が拒むと、カズレーザーはいきなりアルミホイルを口に入れムシャムシャ。「これ罰ゲームになんないっすね」とカズレーザーが言うのを見て、安心した安藤は「じゃあ大丈夫なんだ」とアルミホイルを口に入れたのだが…。「全身に電気が走りました」。安藤はそのときの衝撃をそう振り返り、「イタズラしたくて、こっちを騙すのが好きなんでしょうね。その辺がリサに似ている」と、イタズラ好きなリサにカズレーザーを重ね合わせた。

■メイプル超合金、仲良しコンビの秘訣は「お互い持ちつ持たれつ」
いつも仲良しのリサとガスパールだが、出会ったばかりの頃には取っ組み合いのケンカをしたことも。「メイプル超合金の2人は大ゲンカをして仲直りしたことはありますか?」と質問されると、安藤は「皆さんの思うとおり、リサがカズレーザーでガスパールが私ってイメージなんですけど、実際逆転することもあって」と切り出し、「楽屋でお弁当を選ぶ際に自分が先に選んだり、移動中の電車は狭くても我慢してもらったり、エアコンの温度を下げても黙っていてくれたり」と、カズレーザーに感謝していることを列挙。「お互い持ちつ持たれつなので、大ゲンカはないですね。真逆の性格の2人だからこそ、お互いを支え合えるのもあると思う」と仲良しコンビの秘訣を明かした。

■イベント欠席のカズレーザーがメッセージ「リサとガスパールを見て癒やされて」
なお、本イベントは当初、メイプル超合金コンビそろっての出席が予定されていたが、カズレーザーは新型コロナウイルス感染の疑いがある人物と接触があったため、大事をとって急遽欠席することに。イベントの冒頭、カズレーザーから寄せられたメッセージが、司会者によって読み上げられた。

カズレーザーはメッセージの中で、絵本「リサとガスパール」の魅力について「この作品には、実際のパリの建物や場所が描かれていることもあり、リサとガスパールの世界観とリアルを照らし合わせ、なんともエモい感情に駆られます。愛くるしいキャラクターたちによって毎度繰り広げられる四コマ漫画のようなイタズラも、街の風景、風情がすべてを包み込み、優しい作品だなという印象を持ちました」とコメント。続けて「皆さまぜひご覧いただき、パリの素敵な風景、風情を感じてほしい。また、昨今旅行に行けないもどかしさ、寂しさなどの気持ちも、リサとガスパールを見ることで癒やされると思います」と呼びかけた。

最後に安藤は「自由にあちこち飛び回るリサとガスパール。こういった状況なのでどこにも行けないのが寂しいですけど、展覧会に来て旅行した気持ちになっていただいて。『懐かしいな』と感じる風景もあると思うんです。それを楽しんでください」と来場者に向けてメッセージを送り、オープニングイベントを締めくくった。

写真=阿部昌也
取材・文=水野梨香

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

(C) 2021 Anne Gutman & Georg Hallensleben / Hachette Livre