4月23日、東京・有楽町にある丸の内ピカデリーにて、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台挨拶が行われた。

『るろうに剣心』の原作は 「週刊少年ジャンプ」に連載された和月伸宏作の人気コミック。 これまで実写化された映画3作品は 、 ヨーロッパ・アジア諸国を含む世界100カ国以上で配給され、シリーズ累計興行収入120億円を超え、観客動員数980万人を突破。 衝撃的なスピードで繰り広げられる圧倒的な超高速アクションと、心を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマが融合したエンターテイメント超大作として、 世界各国でも多くの賞を獲得した。

そんな本作の最終章第1弾公開を記念したイベントには、主演の佐藤健をはじめ、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介といった超豪華キャスト陣と、本作でメガホンをとった大友啓史監督が登壇。

2012年にシリーズ1作目が公開され、早9年。同シリーズで、緋村剣心を演じきった佐藤健は集まった会場のファンに次のように挨拶した。

「先ほどスタッフの人と話していて気づいたのですが、ちょうど2年前の4月23日、4月22日の深夜にクランクアップしたんですね。だから、今日は、いろんな意味で忘れられない1日になりそうだなと思っており、非常に感慨深いです。我々にとって大切な作品を見ていただける日が来たかと思うと、支えてくださった皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございます」

登壇者の挨拶が終わった後で、行われたトークセッションでは、司会者から撮影中にスケールの大きさを感じたエピソードを聞かれ「大友監督は、たくさんの制作費を費やして、たくさんのキャストを用意してくれるので、その気にさせるのが上手いんですよね。さらに、それに応えようとした努力をちゃんと汲み取ってくれる。だから、細かい心理描写まで編集に組み込まれていて、役者冥利に尽きると言いますか、役者をやっていて、こんなに幸せな現場はないなと思いましたね。監督、ありがとうございます」とコメント。これに対して、大友監督は「普段は照れ臭いですからね。褒められ慣れてないです」と照れ臭そうに笑ってみせた。

また、新田は「監督は建物を壊しがちですよね。宮大工の方がしっかりと作った建物を壊したシーンは、もう剣心を倒しに行っていたんではなくて、建物を壊しに行ってましたよね」とコメント。さらに青木から「10年前、マッケン何歳だったの?」と聞かれ、「14歳でした」と答えると佐藤から「(当時から)あんまり変わってないでしょ?」とツッコまれ、笑みを浮かべていた。

さらに自分だけが知っている佐藤健の一面を聞かれ、青木は「焼肉屋に行ったときに、ハラミのタレがちょうど売り切れていたんですね。そのときに、佐藤さんが顔の神経が全部切れたような顔をしたのが印象的でした」と暴露。これに対して佐藤は「今、聞いているだけで腹立ったもの。ハラミがないなんて…って」と顔を緩ませていた。武井はパート1のとき、武井の誕生日に佐藤が飲食店と間違えてお寺の祈祷を予約してしまったエピソードを披露。これにはキャストも「あったね!」と思い出話に花を咲かせていた。

トークセッションの後で、緋村剣心を苦しめた志々雄真実役の藤原竜也からのお祝いコメント映像も到着。藤原は映像の中で「最終章ということで本当に期待しおります。そして大友監督、佐藤健くん、本当に苦労したであろう撮影をして、公開まで漕ぎ着けたこと、本当におめでとうございます。コロナ禍でなかなか大変だとは思いますけれど、多くの人にるろうに剣心が届けばと祈っております」とコメント。これを見た佐藤は「光栄ですね。本当に大変でしたけど、藤原さんとのシーンは特に大変だったので、そんな藤原さんからエールをいただけて光栄です」と感想を述べた。

イベントの終盤、佐藤は司会者から締めの挨拶を求められ「この映画が皆さんにとって希望の光となれば幸いです」とコメント。会場を訪れた「るろ剣」ファンからは割れんばかりの拍手が送られ、イベントは終了した。

映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日より全国の映画館で上映中。さらに6月4日(金)には『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が全国ロードショーとなり、同シリーズは完結する。

【映画『るろうに剣心 最終章 The Final』あらすじ】 かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活を送っていた。しかし、何者かが東京中心部を攻撃し始め、剣心とその仲間の命が再び危険に晒されることとなる。

取材・文=於ありさ