読者から寄せられる実体験をもとに、ホラーから感動作まで幅広い作品をInstagramやブログに投稿している漫画家のババレオさん(@babareo2)。これまでウォーカープラスで紹介した際には、ユーザーから恐怖するコメントが多く寄せられ、大きな反響を呼んだ。

ババレオさんの連載も今回で最終回。最後は、世にも奇妙な“入れ替わり”を題材にした恐怖ミステリーの紹介と共に、制作秘話を聞いた。


■変わったのは母親か、それとも…。「友人の告白」
「ウチの母さん、本当の母さんじゃない気がするんだ…」という、友人のタカからの突然の告白。ある日を境に別人のようになってしまったというタカの母の話を聞くにつれ、彼も知らないおそろしい真実に辿り着いてしまう。なぜ母親の人格は変わってしまったのか。そしてタカが知らない、衝撃の真実とは?

「このエピソードは投稿者のケンタロウさんが友人から聞いたお話をもとに、ケンタロウさんと僕の解釈も入れながら組み立てていきました。謎の多いお話であり、またいろんな解釈ができるお話だったので、あえて『こうだ』と断言しない描き方にさせていただきました。

『友人が別人に入れ替わった可能性』、『友人の両親が別人に入れ替わった可能性』、『友人と幼なじみが入れ替わった可能性』、『実は友人の作り話』という4つの解釈ができると思います。どの解釈で読むかによっても違った印象になると思うので、それがこのお話のおもしろいところだなと思いました。SNSでは『いろんな解釈ができて面白かった』『結局、全部が謎でスッキリしない』と賛否両論ありましたが、個人的にはこういうスッキリしないところがリアルで、体験談の醍醐味かなと思っています」

連載最後は不思議な恐怖作を紹介してくれたババレオさん。これまでを振り返り、「今回でウォーカープラスでの連載は終わりとなりますが、今まで長い間お読みいただいたみなさま、本当にありがとうございました」という言葉で締め括ってくれた。これからもゾクッとするホラーはもちろん、たまにほっこりする作品が発表されるのも楽しみだ。

取材・文=橋本未来