アジア最大級の国際短編映画祭、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(以下、SSFF & ASIA)」では、映画を通じ女性監督やプロデューサーなど女性映画人の想いを発信する「Ladies for Cinema Project(レディース フォー シネマ プロジェクト)」を開催し、5月11日より、世界で活躍する5人の女性フィルムメーカーの作品をオンラインにて配信中。オンライン配信をスタートした5月11日、昨年より「SSFF & ASIA」でクリエイターズ支援プロジェクトを設立した剛力彩芽と、映画祭アンバサダーのLiLiCoがオンライントーク発表会に登壇。世界で活躍する女性映画人にエールを送った。

LiLiCoの明るくパワフルな挨拶で始まり、「とってもキュートな方をお呼びしました!」と紹介されて登場した剛力は、春らしい真っ白なワンピースを身にまとい、少し照れながらも笑顔で挨拶。冒頭、先のアカデミー賞でアジア系女性として初の監督賞受賞の快挙を果たしたクロエ・ジャオ監督のホットな話題で盛り上がった2人は、女性が活躍する映画業界へ熱い想いを語った。

■「女性の視点を男性に見てもらうのが大事」と作品の楽しみ方を語る
今回の「Ladies for Cinema Project」の5作品の中で、剛力がもっとも印象的だったと語る、大富いずみ監督の『SHIBUYA,TOKYO 16:30』についてトーク。映画監督を志す助監督の主人公が、念願の機会を前にしてさまざまな葛藤を抱くストーリである本作について、剛力は「はっきり言わない2人のもどかしさや、せっかく前に進めそうなのに進めないという苦しさが、今の何かを象徴していると感じました。最後には考えさせられ、苦しくなり、画面越しに何か言いたくなるような作品でした」とコメント。

LiLiCoは、「エンドロールが終わってもこの作品は終わっていないという感じが、何とも言えなかった。この作品は、男性のプロデューサーが弱い女性を利用しているストーリーですが、同じような経験をした方も多くいるかと思います。今は“自分の思いを言う勇気”を持った女性も多くなってきてはいますが、この作品を見て女性だけでなく、男性にも何か感じ取ってほしいです」と女性監督ならではの感性で作られた特徴的なシーンについて語った。

■剛力「勇気をもって立ち上がる人が増える世界になってほしい」“演じる側”としての力強いメッセージ
映画界で活躍する女性として、今後どう進展していきたいか聞かれた剛力は、女優として幅広い役柄に挑戦する“演じる側”の目線で「去年の『SSFF & ASIA』の時に打ち合わせ段階から参加し、スタッフさんと一緒に作品を作り上げることにわくわくしました。やはりエンターテインメントは人の心を癒やすものなので、自ら立ち上がって発信していき、勇気をもって一緒に立ち上がってくれる人が増える世界になったらいいなと思っています」と熱いエールを送った。

■LiLiCo「心を潤してくれるのは、素晴らしい作品やエンターテインメント!」と熱く締める
最後に、6月に開催される、さまざまな歴史を交えて女性クリエイターについて学ぶ次回のイベント概要を聞いた剛力は、「日本人より外国人の方が日本の文化に詳しかったりして、私もまだまだ知らないことも多いです。でも、知らないということを恥じないことが大事なので、ぜひ参加していろいろ学びたいです!」と期待を寄せた。

LiLiCoは、「映画は心で楽しむものだと思っていて、今、このような状況下で心を潤してくれるのは、素晴らしい作品やエンターテインメントだと思います。是非、皆さん『SSFF & ASIA』で沢山の作品に触れあってください!」と心の内をさらけ出した。

「Ladies for Cinema Project」は、映画祭のオンライン会場にて無料で配信中。発表会の模様は公式YouTubeにて一般公開中。