仕事が早くて気配り上手といった「理想の人間」が求められる社会。そんな中で、“自分の欠点”ばかりが目についてしまう漫画家の声に共感が寄せられている。

この漫画を公開したのは、日常生活での “生きづらさ”を描いた漫画をSNSで発表している漫画家・クロミツ(@kuromitsu1510)さん。「発達障害グレーゾーン」と「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」を合わせ持ちながらもそれと向き合う漫画には、同じ悩みを抱えている人たちから多くの声が届いている。

この漫画では、自分の欠落した部分、足りない部分を直そうと努力しながらも失敗に終わってしまった経験と、失敗するたびに自分を責め続けた過去。そして自分を変えるという思いから“自分の欠陥”ごと受け入れて許す、という結論に至るまでの道のりが描かれている。漫画内での描写には、自分を変える努力が「徒労」と「疲弊」で終わったと話す作者の苦労がうかがえた。

この漫画を読んだ読者からも、「出来ないことは出来ないと受け入れることが大事」「無理して人とうまくやろうとしなくてもいい」と、「出来ない自分」を変えることに固執するのではなく、受け入れることに同意するコメントが寄せられた。また、「理想の人間」に擬態することへの疲れを書いたコメントも。

「自分にないものを嘆いても前に進めない」という作者。変わる努力だけでは辛い時、変わらない自分を受け入れるという選択肢も重要なのかもしれない。

画像提供:クロミツさん(@kuromitsu1510)