確かな画力の中に脱力感がプラスされた、独自性のあるイラストや漫画が人気を集めているシバケンイチ(@shiba_kenichi)さん。猫のアイドルを擬人化したクスッと笑える漫画があるかと思えば、ふいに放った言葉が胸を打つ漫画など、読み手の心を縦横無尽に掴み続ける「シバケンイチ・ワールド」の裏側について、ご本人に話を聞いた。

――「スーパーアイドル!?ニャン子ちゃん」シリーズはアイドルのニャン子ちゃんが芸能活動をしていく漫画ですが、シバケンイチさん自身は柴犬大好きな“犬派”ですよね。なぜ犬漫画ではなく、猫漫画を描こうと思ったのでしょうか?

「ニャン子ちゃん」は某アイドルグループ名にひっかけた漫画なので、自然と猫のキャラクターになりました。犬も好きですが猫も大好きです。思いついたらぜひ、犬の漫画も描きたいです。

――「シャボテンくん」シリーズは、のんびりとしたシャボテンくんのひと言が深いような気がする漫画ですね。

「シャボテンくん」は自分でもまだキャラが掴みきれていないのですが、悩んだり、ふいにちょっと深いことを言うキャラになったら面白いかも知れませんね。個人的には「死」を意識し始めてしまう回(2021年5月30日投稿)が好きです。

――個人的には「ちょっとした」シリーズが好きです。日常のちょっとした気付きやちょっとした出来事、ちょっとした悪意を描いていますが、ネタはノンフィクションでしょうか?

もともと「ちょっとした絵日記」として描き始めたものなので、基本ノンフィクションです。タイトルに「ちょっとした」と付けているのは、“大したこと描かないぞ”という意思表明というか(笑)…ハードルを下げる感じでつけています。

――シバケンイチさんは、さまざまなシリーズを描いていらっしゃいますが、今後はどういった漫画を描かれる予定ですか?

読むと肩の力が抜けてしまうような、ホッとする漫画が好きなので、そういうものを描きたいと思っています。今はもっぱらキャラ作りを研究中で、いつかたくさんの人に愛されるキャラクターを作ってみたいです!

「最近は寝る前に犬の動画を観るのが日課になっている」というシバケンイチさん。今度は犬など、他の生き物を擬人化した新作シリーズも期待しています!

取材協力:シバケンイチ(@shiba_kenichi)