日本の冬の定番といえば「おでん」。コンビニのレジ横などで仕込まれているおでんを見かけると、「今年も冬がやってきたな」としみじみ実感する人も多いのでは?そこで今回紹介するのは、おでんに関する地域性と意識調査。具材はもちろん、もしや薬味にも地域性があるのではないかと調査を開始。ウォーカープラスの読者1875人を対象に、おでんに関するアンケートを実施し、地域性を分析してみた。(※集計期間:2021年9月17日(金)〜26日(日) 結果のパーセンテージは小数点以下切り捨て)


■冬の定番グルメ・おでん!みんな当然「好き」という回答に
冬の大定番グルメ「おでん」。寒くなると食卓を彩る機会が増え、色とりどりの具材が詰まった鍋を見るだけでもテンションが上がってしまう。「おでんは好きですか?」という質問については、「好き」が83%、「嫌い」2%、「どちらでもない」14%と、これは予想通りの結果に。誰もが「好き」だからこそ、コンビニでもレジ横という好立地で販売されているのだろう。

■現代においても、おでんの具に地域性は出るのか?
「ご当地おでん」などもあることから、昔は地域色が色濃く出ていたと思われるおでんだが、現代は全国チェーンのコンビニなどで流通していることから、地域色も随分薄れてきている。そこで今回は、地域性が出そうな3つのおでん種をピックアップし、各地域にどれくらい浸透しているかを調査してみた。

今回取り上げるのは、「ちくわぶ」「牛すじ」「じゃがいも」の3種類。この3種類について、「あなたの住んでいる地域のおでんの具に、ちくわぶ、牛すじ、じゃがいもは入っている?(複数回答可)」と聞いたみた。

■関東圏以外での「ちくわぶ」浸透率はまだまだ低い!
まずは、「ちくわぶ」に関しては予想通り、関東エリアではほかの具材の追随を許さぬ認知度だったが、近畿地方より西の西日本エリアと北海道エリア、つまり関東から離れたエリアではおでんの具材としてはいまだマイナーな存在ということが判明。「ちくわぶ」というおでん種は知っていても、実際に食べたことがない人も多くいるようだ。

次に「牛すじ」。牛すじに関しては、九州・沖縄エリアにおいて、群を抜いた存在感を放っていた。同じく、近畿エリア、中国エリア、四国エリアでも3つの具材の中で一番メジャーな存在のようで、どうやら関東から離れ、九州へ向かうほどに地域に根付いているおでん種といえそうだ。

そして最後に「じゃがいも」。牛すじと同じく、比較的どのエリアでも使われているおでん種のようだが、国内有数のじゃがいもの産地である北海道では、じゃがいもが3つの具の中で一番使われているという納得の結果となった。また、近畿エリアでも定着しているということも判明。

■人気の薬味についての調査は全国的に「和からし」強し!
続いて、おでんには欠かせない薬味についても調査。「おでんの薬味、一番よく使うのはどれ?」の問いに対して、圧倒的に票を集めたのが「和からし」(64%)だ。ほかの選択肢として、「マスタード」「ゆずこしょう」「田楽味噌だれ」「生姜醤油」「生姜味噌」「ダシ粉(削り節)」も用意していたが、「ゆずこしょう」(10%)と「田楽味噌だれ」(11%)が次いで票を獲得したものの、「和からし」には遠く及ばない結果となった。

■味噌なくしてはおでんを語れない!?ゆずこしょう文化のエリアも
しかし、これを地域別に見るとその土地土地での食文化が見えてきた。地域別にアンケート結果を紐解いたところ、やはり、どのエリアも「和からし」が圧倒的人気となったが、注目すべきは二番手争いだ。

中部地方と四国地方では「田楽味噌だれ」にも多くの票が集まっている。中部地方だと、名古屋の味噌文化がおでんにも及んでいるという点と、静岡ではからしや味噌で食べる「静岡おでん」が昔から根付いているという2つの点から、「味噌なくしてはおでんを語れない」という側面もあるのだろう。

また、四国地方では、愛媛の伝統的な調味料として「みがらし」という辛子味噌があり、おでんの薬味として欠かせない存在となっている。ダシをたっぷりと吸った熱々のおでんに、濃厚な味噌だれは、確かに相性が良さそうだ。

九州・沖縄地方では、「ゆずこしょう」が「和からし」に次いで人気が高く、おでんに限らず、ゆずこしょうという薬味が根付いている地域性を感じる結果となった。

■そのほか、さまざまな薬味を押す声もあり!
そのほか少数意見として、「マヨネーズ」や「一味」「醤油」「ラー油」「山椒」などの薬味もアンケート回答を賑わした。ここで紹介した以外にも、おでんの楽しみ方はさまざまで奥が深そうだ。みなさんはどのような薬味を使っているだろうか?この冬は、他の地域で親しまれているおでん種に挑戦したり、いろんな薬味を試してみたりと、おでんのバリエーションを広げておうち時間を楽しんでみてはいかがだろうか。