「諫言耳に逆らう」「良薬は口に苦し」などの故事成語にあるように、正論であるほど、素直に聞き入れるのは難しい。事実、ときの権力者に楯突いた忠臣の末路は大抵悲劇的なもの。そんな「暴君に意見する」という死亡フラグに対して真っ向から立ち向かうのがTwitterで人気の『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズの主人公ゴリせん…いや「呉李遷(ごりせん)」だ。果たして、この特大の死亡フラグはどのような結果になるのだろうか?


今回、『偉い人に意見して真っ先に殺されるタイプの老師』を描いたのは、“死亡フラグクラッシャー”の体育教師「ゴリせん」が主人公となる『〇〇で死ぬタイプの体育教師』シリーズをTwitter上で発表している酒井大輔さん。現在ヤンマガwebでも『ゴリせん』を連載しており、その第1巻が現在発売中だ。

舞台は古代中国を彷彿とさせる、とある国家。天下統一の野望の為、友好国であった隣国に攻め入ることを君主「普羅虞(ふらぐ)」が宣言したところから物語は始まる。突然の宣言にざわめく家臣たち。そしてその中から現れたのは君主の幼い頃の教育係であった「呉李遷」だった。彼の諫言に対し、一度はそれを聞き入れたかに思えた普羅虞であったが、次の瞬間剣を手に取り……?

「ズバッ」と一閃。血らしきものが吹き出し、思わず家臣たちも息を呑む。誰もが普羅虞の暴虐を止めることは出来ないと諦めかけたそのとき、背後にはなぜか無傷の呉李遷がいて……。暴虐な君主が漂わす“危険な雰囲気”を、テンポのよいストーリーと巧みな構図で表現しており、思わず引き込まれてしまう作品だ。

この漫画を読んだユーザーからも、「素手で剣が握りつぶされてる」「なんで武官じゃなくて文官やってんだろ」とゴリせんの規格外の強さに驚嘆のコメントが多数寄せられた。また、「毎回スカッとさせてくれるの好き」「この国は安泰じゃあ!」とハッピーエンドを喜ぶ声も。

さらに、よく見ると呉李遷の首に当たったはずの剣先が折れているなど細かいシーンの指摘もあり、ストーリーだけではない書き込みにも注目したい。

単行本も発売され、とどまることを知らない“死亡フラグクラッシャー”「ゴリせん」。それはそうと、今回はめちゃめちゃ血が出てるように見えたのですが……。それでも平気な顔でお説教ができるのが「ゴリせん」の魅力なのかもしれない。


画像提供:酒井大輔(@sakai0129)ゴリせん1巻発売中!