人間の命を奪う死神。死の間際に現れて、魂を奪っていくと言われている。しかし、死神見習のオツカレちゃんは魂を獲得することができず、逆に疲れた人間を癒やしてしまう。一生懸命なのに空回りしてしまうキャラにも注目して欲しいコハラモトシさんの『死神見習!オツカレちゃん』を紹介しよう。

■ポジティブな気持ちになれる作品が多数
コハラモトシさんといえば、前回ウォーカープラスで『パワハラをポジティブに受けとるヤツ』を紹介。パワハラ上司にはこのくらい強メンタルで行こう!と読者を励ますギャグ漫画を紹介した。他にもツッパリスと舎弟のシャテイヌが悩みや不満を代弁する『アニワル』など、元気になれる作品を手掛けている。


■死神なのに人間を癒やしてしまうのは何故!?
死神なのに愛嬌いっぱいのキャラが光るオツカレちゃんは、疲れた人間に罠を仕掛け、命を奪おうと日々奮闘している。しかし、死神の見習い生のせいか、頑張ってはいるものの殺したいのに何故か人間を癒やしてしまう。オツカレちゃんが一生懸命頑張る姿も可愛いのだが、ラストは必ずギャグ展開で終わり、なぜか読者まで癒やされるという漫画だ。

オツカレちゃんの仕事の一例を紹介すると、仕事に疲れたサラリーマンを獲物にしようと公園に自作ベンチを設置。「休憩した瞬間、殺してやるぞぉ」と、木に隠れてベンチを眺める姿は実に楽しげだ。そんな時、目の下にクマだらけのいかにも疲れたターゲットが現れる。疲れたなら休めばいい「永遠にな」とオツカレちゃんはほくそ笑み、男は用意したベンチに座った。

その瞬間、手元のスイッチをオン!ベンチにビリビリと電流が走り抜けた。オツカレちゃんが設置したのは、電気椅子だったのだ!しかし、電流が微弱だったため、疲れたサラリーマンは逆にスッキリするという結果に!?こうして、未だに人間の魂を奪えずにいるオツカレちゃんだった。

本作は2018年から『まんがくらぶ』(竹書房)に掲載された作品。その後、侍者ケルベロスを従えながら日々ターゲットを殺そうと奮闘する。果たして、オツカレちゃんが獲物の魂を奪える日はやって来るのか!?毎回不甲斐ない結果に終わってしまうオチと個性豊かなキャラが絶妙なバランスで物語は進む。「死神なのに殺伐としていない温かい世界観が好き」など、読者からも癒やされるコメントが多く届いている。


画像提供:(C)コハラモトシ/竹書房