保護した野良猫は、1日中鳴いていた。動物病院で検査をして異常はなかったが、リモート会議中でもお構いなしにずっと鳴いている。泣き叫ぶ、子猫のその理由は?2月22日の猫の日に描いたかっく(@cak221)さんの「言葉の壁と猫」は、拾われた子猫の心理を描いており、同じように「気持ちがわかれば嬉しい」というコメントが届いている。


■2023年「猫の日」に投稿された、子猫と飼い主の尊い話
カラスに襲われていた野良猫を保護した。始めは「しゃー!」と威嚇ばかりしていたが、慣れてきた子猫は、今では1日中ずっと鳴いている。

リモート中は静かにしていて欲しいが、言葉が通じるわけではない。「…言葉がわかればいいのに」飼い主がそう呟いた、その翌日ーー?

目覚めると、猫が人語をしゃべるようになっていた。「ねぇねぇ、あそぼ」「ねてたらつまんない」と、寝ている飼い主の上に乗って、ふみふみしている。

これは夢かもしれないと思いつつ、「いっしょにいてくれてありがとう」と、言葉で伝えてくれた子猫に思わず胸が温かくなった。


ーー子猫が可愛すぎて、尊いですね。今回のお話は、かっくさんが保護猫を飼い始めたことと関係がありますか?

ありがとうございます!まさに、私自身が保護猫と一緒に暮らし始めて芽生えた感情を詰め込みました。心配になったり困らせられたりすることも多い反面、それ以上に大きい愛しさや嬉しさといったポジティブな気持ちを貰っていて、こればかりは猫と暮らさないと分からないことだったなと思っています。

ーーこんなふうに言葉が伝わったら、嬉しいですね。読者の皆さんもあまりの尊さに感激していましたが、いかがですか?

そうおっしゃって頂けると嬉しいです。言葉が分からないからこそ、人間が猫の気持ちを察してあげるという営みが発生するんですよね。元気がなさそうな時は心配になるし、ニャーニャー鳴いている時は何を訴えてるのか知りたいし…。言葉が分かるのが一番ですが、分からないからこそ日々一番近い場所で暮らして、表情をよく見てあげて、何を言いたいのか分かるようになるまでの中で、本当に家族になっていく過程が尊いものなんだと考えています。

猫は自分の名前やご飯、チュール、ダメなどの簡単な言葉は、ある程度理解できるといわれている。もし、人が猫の言葉がわかったら?翻訳アプリが開発されるほど、猫語を理解したい人が多い。そんな願いを叶えてくれた漫画に多くの「尊い」が届いた。

取材協力:かっく(@cak221)