幼少期から絵を描くのが好きで、自身の出産後に育児メインのレポ漫画を描いている白井くま(@kumamiiiiiiiiii)さん。

SNSやブログでは「無痛分娩と産院のグルメ」など、経験者だからこそ描けるリアルな漫画を投稿している。今回、本作を描くようになったきっかけや無痛分娩の経験などについて、白井くま(@kumamiiiiiiiiii)さんにインタビューした。


――「無痛分娩と産院のグルメ」を描こうと思った理由についてお聞かせください。また、本作はすべてノンフィクションですか?

元々いつか出産レポを描きたいと思っていましたが、題材にした理由は「無痛分娩と産院のご飯がおいしかった!」ことが強く印象に残っていたからです(笑)。第一子は普通分娩で出産しましたが、なかなか辛くてご飯も寂しい内容とあまりいい思い出がなく…(泣)。一変して、第二子出産では無痛分娩とおいしいご飯が最高すぎて、この思い出なら描いてて楽しいかなと思い筆を取りました。お話は記憶を元に、フィクションを入れながら描いてます。

――「出産とグルメ」というテーマが面白いですね。本作で登場したグルメ以外に、産院ではどのようなメニューがありましたか?

現在は出産シーンがメインなので、ご飯の詳細メニューはこれからのお楽しみにしててもらえるとうれしいです(産んでからがグルメの本気です!画力がついてくれば)!一つ言えるのは、ご飯もスイーツ、どのグルメも最高においしくて、産院に住みたいとリアルに思いました。(実際に看護師さんにも伝えましたが、)お店を開いてもらえたら、週5日で通います!

――今回が初めての無痛分娩での出産のようですが、無痛分娩を経験した感想をお聞かせください。

個人的な感想ですが、無痛分娩にして大正解でした!作中でも描いた通り、麻酔を入れる前(陣痛4割進むくらい)と、促進剤を追加してから出産1時間前(陣痛9割進んだくらい)は痛みがありましたが、それを上回る麻酔の効き具合に感動し、鮮明な思い出が残っているので、本当にやってよかったと感じました。金銭的余裕や病院の選択肢があったら(里帰りの田舎で産んだので病院が少なかった)第一子も無痛にしたかったなと、度々思い返しています。

――本作以外に、出産に関する余談などがあれば教えてください。

余談になるかわかりませんが、無痛で余裕があったからなのか、出産時の記憶が鮮明にあるのはうれしかったです!「陣痛中の内診が痛くない」とめちゃくちゃ感動したことは、特に覚えてます(笑)。あとは、普通分娩と無痛分娩では産後の回復が全く違い、びっくりしました!!2人目の余裕もあったかもしれませんが、退院後はノンストップ育児がスタートするので、少しでも産後の負担が減るように、これからは誰でも無痛分娩が選択できるような世の中になるといいなと願うばかりです(やはり費用が痛いですよね…)。

――最後に、今後はどのような作品を描かれる予定ですか?

上の子も大きくなってきたため、出産レポが終わったら育児メインの漫画は終わりかなと思っています。現在お仕事で体験談を元に作画を描いているので、フォロワーさんから応募したお話を描かせてもらえたらうれしいな〜と思っていました!どんなエピソードを募集するかは決めていませんが、読んでくださる皆さんも、描く自分も楽しくて笑えるような内容だとうれしいです!恋愛漫画も個人的には描いてみたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございます!引き続き完結まで走り抜けますので、お付き合いいただけるとうれしいです!!

白井くまさんの漫画は、どれもリアリティ溢れる作品ばかりだ。Instagramやブログでは他の作品も公開されているので、ぜひ読んでほしい!



取材協力:白井くま(@kumamiiiiiiiiii)