3月、静岡鉄道の音羽町駅(おとわちょうえき)に、駅直結の新たな商業施設がオープンしました。写真映えするスイーツや、仕事帰りの1杯にぴったりのビール店も入ったフードホールです。

おしゃれ感が漂う外観

電車に揺られ、小倉彩瑛アナウンサーが向かったのは、新静岡駅から清水方面へ2駅の「音羽町駅」。

いまSNSで話題のおしゃれなニュースポットへ向かいます。

その施設があるのは、駅の改札を出てすぐ。

新静岡方面へ、30歩ほど進むと音羽フードホールと書かれた、おしゃれな雰囲気が漂う建物がありました。

3月24日にオープンした「オトワフードホール・SHiiiTO(シート)」です。

2年前までスーパーの「しずてつストア」として使われていた建物の1階部分を、この春リノベーション。4つの店舗が入る施設として、生まれ変わったんです。

中央にイスやテーブルが集まって置かれていて、その周りを店舗が囲んでいます。

お店で買った物を、真ん中のテーブルで食べるシステムです。

最強! ベビカス×ソフトクリーム

まずは“ベビカス”、ベビーカステラの店「MANMA」へ。ベビカスは小さな丸いカステラ。その場で焼いています。

MANMA・早川裕子さん:
ソフトクリームと一緒に食べてもらえたら、あったかい×つめたいでいいと思います。材料にとてもこだわっていて、国産の小麦粉や発酵バター、生クリーム、牛乳で作っていて、一切水は入れていません

ベビカスソフトは700円。

もっちりした9個のベビカスが入っています。

駅を使う人はもちろん、買って帰ればお土産に喜ばれそうです。

イチゴ満載シフォンケーキ

続いてはシフォンケーキの専門店「りりぃかふぇ.プラス」へ。

ショーケースにはスイーツがいっぱい。くまさん棒(500円)は持って写真を撮りたくなる、写真映えスイーツでした。

りりぃかふぇ.プラス・村井麻美さん:
シフォンケーキは、メレンゲの力だけでふわふわに仕上げています。日替わりで味を変えているんですが、常に6種類はあるようにしています

店のイチオシは、イチゴがたっぷり乗ったふわふわのシフォンケーキ、期間限定「富士山おいCベリーのふわふわシフォン(850円)」です。

おいCベリーはイチゴの品種で、ビタミンCが豊富で糖度の高いイチゴです。

仕事帰りにビールを一杯

スイーツだけではありません。シフォンケーキ店の隣ではお酒も販売されています。

「OWLE 音羽町店」はクラフトビールの缶や瓶を常に10種類程度販売しています。

サーバーでは大手ビールメーカーのものから、ハイボールまで1杯300mlで量り売りをしています。

夜9時まで営業しているので、帰りがけの人がちょっと一杯と立ち寄ることがあるそうです。

OWLE音羽町店・草場達也さん:
駅で帰りがけに来ていただいて、お酒があるなら一杯飲んでいこうかという流れがあります

沿線のにぎわい拡大中

昼はスイーツ、夜はクラフトビールと、さまざまな楽しみ方ができる「シート」。開業の狙いは、沿線のにぎわいでした。

静岡鉄道・大橋美咲さん:
静岡鉄道沿線のにぎわい作りの一つです。地域の人たちが求めているものを、新しく作っていけたらと思っています

静岡鉄道・大橋美咲さん

静岡鉄道では「しずてつ未来プロジェクト」と銘打ち、これまでも駅の近くにさまざまな施設を建設。

新静岡駅近くのシェアオフィス「=ODEN」や、日吉町駅近くのシェア型社員寮「SUBACO」。

沿線地域の価値向上のため、今後さらなる施設を作る構想もあるんだとか。おしゃれに変化していく、静岡鉄道沿線は目が離せません!

■施設名 OTOWA FOOD HALL 「SHiiiTO」
■住所 静岡市葵区音羽町 21-20 静鉄音羽ビル 1 階
■最大開館時間 10:00〜21:00
※テナントごとに営業時間が異なります。