元銀行だった建物をコツコツ自分でリノベーションした静岡市清水区の「カフェOEC」は、雰囲気抜群なだけじゃなく、ドリンクも絶品でした。

右手に見えるのが美濃輪稲荷神社の鳥居

表通りでも一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。静岡市清水区興津から、清水港をぐるりと囲むように走る幹線道路「しみずマリンロード」を散歩しています。

漆塗りの金庫があるカフェ

立ち寄ったのは美濃輪稲荷神社の鳥居の横にあるカフェ。ただのカフェではなかったんです。

「カフェOEC」はもともと銀行だった建物を改装したカフェです。

カフェOEC オーナー・大石朗紀さん:
昭和11年に建てられた銀行の建物なんです。カウンターも当時のままです。4年ちょっとかけて自分でコツコツとリノベーションしました

銀行時代の金庫もそのまま。分厚い扉を開けてみると、CDなど小物が。いまは収納として使われていました。

金庫は漆塗りです。いまでは高級な漆塗りですが、当時は化学塗装より安価だったようです。

漆塗りの金庫

絶品ドリンクをおしゃれ空間で

カフェメニューをみてみましょう。

自家製の「クラフトジンジャーエール(550円)」はショウガとスパイスを何種類も加えて2時間ぐらい煮詰めてシロップを作っています。

左)ホットミルクジンジャー(605円) 右)スルガエレガントソーダ(550円)

それにミルクを加えたのが「ホットミルクジンジャー(605円)」。ジンジャーの舌触りが残る手作りの味です。

「スルガエレガントソーダ(550円)」は季節限定です。甘夏を品種改良したスルガエレガント、上品な甘さの飲み物です。

スコーンやマフィンなどのスイーツ系やカレー、キッシュといった軽食も。ぜひ元銀行という特別な空間を体験しに行ってみてください。

■店名 カフェOEC
■住所 静岡市清水区松井町12−1
■営業時間 11:30〜17:00
■定休 月〜水
■駐車場 4台