「TRD」も「GR」もトヨタのワークスとしてモータースポーツ活動を行っているけどどう違う? それぞれの活動を整理してみた
WEB CARTOP6/16(月)21:00

「TRD」も「GR」もトヨタのワークスとしてモータースポーツ活動を行っているけどどう違う? それぞれの活動を整理してみた

この記事をまとめると
■ル・マン参戦40周年を迎えたトヨタはTGRとして2025年もル・マンに参戦
■トヨタのワークスとしてはGRとTRDがある
■GRとTRDはそれぞれ役割が異なっている
やっていることが似ているTRDとGRはそれぞれ何屋?
2025年のル・マン24時間耐久レースは、6月14〜15日。トヨタがル・マンに初めて参戦してから40周年を迎える節目の年で、TGRはGR010 HYBRIDで、トヨタとして6度目の栄光を目指した。
このTGRは、TOYOTA GAZOO Racingの略で、ル・マンをはじめWRCなど、トヨタ直系のワークチームとして参戦する場合、TGRの名前でエントリーすることが多いが、トヨタのワークスはTRDだったのでは? と思う人もいるだろう。
そこでGRとTRDの違いをここで簡単に整理しておこう。
まずTRDから。TRDは「トヨタレーシングディベロップメント」の略で、トヨタ自動車のグループ会社「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」のブランド名。もともとはトヨタの特装車事業や、競技用の車両やエンジンの開発、カスタマイズパーツの開発・販売などを請け負ってきた。
たとえば、スーパーGTのマシンは、TRDが開発し、レーシングチームとしての運営は、各トヨタ系チームに任せているのは特徴。スーパーフォーミュラのエンジンもTRDが開発、供給を行っている。
ニュル24時間レースに参戦するために結成された「GR」
一方GRは、2007年に当時のトヨタのマスターテストドライバーであった成瀬 弘や当時トヨタの副社長だった豊田章男がニュルブルクリンク24時間レースに出場するために結成したチーム、「Team GAZOO」が起源。
2009年に「GAZOO Racing」になり、2015年になるとモータースポーツ活動に関しては、「GAZOO Racing」「TOYOTA Racing」「LEXUS Racing」の3つが統合され、トヨタグループのワークス活動はすべて「GAZOO Racing」に統一された。
さらに2017年、トヨタの社内カンパニーとして「GAZOO Racing Company」が新設され、トヨタがこれまで活動してきたモータースポーツのノウハウを活かし、トヨタが販売しているクルマをスポーツカーとして専用のチューンアップをしたスポーツカーブランドとして「GR」を確立。
スポーツカーブランドとしての「GR」は、チューニングレベルに合わせて
・GRMN
・GR
・GR SPORT
の3つのコンセプトで展開
GRMNは、「GAZOO Racing tuned by Meister of Nürburgring」の略で、自動車開発の聖地ニュルを走り込んで、GRブランドの最高峰にふさわしいフルチューニングを施した車両。
GRは、「GRヤリス」「GRスープラ」「GR86」「GRカローラ」などに代表される、こだわりのチューニングで走りを追求したブランド。
「GR SPORT」は、GRブランドのエントリークラス。「アクア」「ヤリスクロス」「ハイラックス」などをはじめ、ダイハツ製のコペンにもGR SPORTを用意して話題になった。
その他、エアロパーツやマフラー、エアロスタビライジングコート(!)、オイルなど、GRブランドのアフターパーツもある。
GRはモータースポーツのワークス活動とスポーツカーブランドで、TRDは主に国内レースの車両開発やエンジン開発、そして競技用パーツ、チューニングパーツの販売が主な役割だと思って間違いはない。











