■前回のあらすじ
幼稚園のフリーマーケットで会場係の愛実を責め立てた悠子。それだけでなく、娘の瑠美が壊した品を2倍の価格で買い取ってことを収めようとし…。






その日、園長室から出てきた悠子さんがずいぶん落ち込んだ様子だったという噂はあっという間に広まりました。

というのも、日頃から何かと横柄だったり、気にいらないママをいじめて退園に追い込んだりしていた悠子さんを問題視する父母が一定数いたとのことで…すでに複数のクレームが園長のもとに届いていた状況だったらしいのです。

なぜ私がそんなことまで知っているのかというと…。


私はあのフリーマーケットの日、たまたま響子さんのそばにいて、一緒になって悠子さんの怒りを買うポジションにいただけという状況で、他のママさんたちから仲間外れにされることはなくなりました。

でももし絵里さんたちと一緒になって、響子さんを責めていたら、いまごろは周囲は敵だらけだったかもしれません。


私が期せずしてしてしまったのは、強いママ友のなかにはいり、その庇護のもとで無事子どもを過ごさせようとする行為でした。そして価値観が合わないことがわかっていながら、自分の心の弱さが原因でずるずると付き合いを続けてしまった行動は、けっして娘には見せられない親の姿でした。

今回、自分の失敗を素直に反省して謝ろうとした瑠美ちゃん、反対にそれを認めようとしなかった親の悠子さん。子どもがまっすぐな気持ちを持つためには、私たち親自身も失敗したら一度立ち止まり、そしてやり直せばいいんだと、瑠美ちゃんに教わった気がします。

今後も過ちを犯すことはあるかもしれません。それでも「このままではダメだ」と思ったときは、すぐに振り返り、そしてもう一度前に進んで行かれればと思っています。

※この漫画は実話を元に編集しています

(ハイボリューム 編集部)