■これまでのあらすじ
幼い子どもと夫と3人暮らしの里美は、夫が常にスマホを手放さないその態度に困っていた。何度言ってもやめてくれず、食事中でもスマホ、家事を頼んでもスマホな夫に呆れ返っていたのだが、それは思い起こせば結婚前からで…。
結婚前、もともとゲーム好きだった夫だが、子どもが産まれるまでは一緒にゲームをするなど、妻も楽しむことができていた。しかし、陣痛が始まりいよいよ子どもが産まれるとなったときも、夫は陣痛の合間にスマホゲームをしていて…ゲームの広告を見ている間の暇つぶしのように寄り添ってくる夫に、妻は陣痛の痛みに苦しみながら怒りを覚えたのだった。






夫は、家事などを指示すれば「はいはい」と返事はするのです。しかし、それもすべてスマホ片手。
たまに夜早く帰ってきたため息子の寝かしつけをお願いしても、スマホを見ていて息子が結局寝ないなんてこともしばしば…。

見かねて私が交代しても、私の代わりに家事をやってくれるわけでもありません。
そんな日々が続いたある日、ついに私は夫のスマホを取り上げてしまいました。

すると夫はやっとこっちを見ました。激昂しながら。

仕事で疲れてきたから少しぼーっとしたい。その気持ちはわかります。
でも私だって働いている。時短だとはいえ、働いて帰ってきて、ご飯を作って食べさせて…家事育児はワンオペなのです。

私だってぼーっとしたい。どうして、夫だけがスマホの世界だけに逃げられるんでしょうか?



※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:1日1鶏
(フィクション・スタジオ)