■これまでのあらすじ
もともとゲーム好きの夫だったが、年々度を超えていることに妻はイライラを募らせていた。陣痛のときにさえスマホで遊んでいた夫は、家事育児もスマホに夢中で協力してくれることが少なく、妻が諌めても「うるさい」「俺は仕事して疲れている」と反発するばかり。トイレにスマホを持ち込んでこもったりして家族はずっと迷惑していた。
子どものために行った遊園地でも、待ち時間に退屈する子どもを放って自分だけスマホ三昧し、妻は「何のために一緒にいるかわからない」と苦言を呈す。しかし夫は「俺はみんなを連れて行った!」とドヤ顔で言い張るのだった…。







「一緒にいるだけで十分」? 本当にそうでしょうか。
家族と同じ空間にいれば、家族のことを何も見ていなくてもいいのでしょうか。私はそうは思わない。

でも、夫は違うようでした。私は、夫にわかってもらうことを完全に諦めました。

そして週末に行ったショッピングモール。フードコートでは、大変そうなママとのんびりスマホを見ながらご飯を食べているパパばかりが目につきました。きっとそんな人ばかりじゃないのでしょうけれど、私は「うちだけじゃない。うちが変なわけじゃない」と思いたかったのかもしれません。

息子の分を先に頼んで、食べさせようとした矢先…和弘が急に椅子から立ち上がってしまいました。
そのうどんはスマホを見ている夫の方へ…。そして出てきた言葉に、私はもう我慢の限界に達しました。


※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:1日1鶏
(フィクション・スタジオ)