■これまでのあらすじ
夫はいつもスマホに夢中で、肌身離さず持ち歩いていた。陣痛中でも出産中でもスマホを手放さない夫に、ほとほと呆れていた妻だったのだが、それは子どもが大きくなってきても同じ。家事育児も半端にしかやらず、スマホ三昧の夫に妻は何度も苦言を呈するのだけれど、夫は「俺は仕事をして疲れている」と怒るばかり。遊園地にせっかく行っても、子どもではなくスマホばかり見ている夫に、妻は「なんのために一緒にいるのか」と疑問を抱き始める。
そして休日に出かけた先のフードコートで、子どもがうどんをこぼしてしまい夫のスマホが濡れてしまう。すると夫は子どもに怒鳴ったあげくに妻のせいにしてきて…。ついに妻は、「じゃあスマホと結婚しなさいよ!」とキレてしまうのだった。







私を助けてくれたのは、同じくフードコートにいたママさんたちでした。
恥ずかしさでどうにかなりそうな私に、手を差し出して「スッとした」と言ってくれて…。

親としてかなり恥ずかしい対応だったと思うのに…みなさんの優しさにまた涙が出そうでした。

夫からは、謝罪の言葉はありませんでした。
そうでしょうね。彼からすればいつもの日常で、突然大事な大事なスマホを汚されたのですから。

でも、私が公衆の面前で怒鳴りつけたことで少しは懲りたようで、夫はその日から少しだけ変わっていったのです。



※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:1日1鶏
(フィクション・スタジオ)