この漫画は書籍『夫がわたしを忘れる日まで』(著:吉田いらこ)の内容から一部を掲載しています(全19話)。
■これまでのあらすじ
突然、学校から連絡があり飛んでいった彩。陽翔がクラスメイトにケガをさせてしまったと聞いて、怒るのですが…。暴力の原因は、陽翔が学校で友達が陽翔のお父さんがお店で万引きをしたという噂話をしていることを耳にしたからでした。そこで、翔太のことを「頭おかしい」と悪く言われていたことで、許せなくて手を出してしまったようです。陽翔には、まだ翔太の病気のことを打ち明けていないけど、陽翔も翔太の異変に気付いているようでした。ごまかしきれない…とそろそろ陽翔にもきちんと説明した方がいいのではと思うのでした。








陽翔の学校での出来事を聞いて「オレのせいだ」と責任を感じる夫。それは違う、と彩が言おうとすると突然「うるさい!」と怒鳴りだして…。何かのスイッチが入ったかのように、翔太の中で抑え込まれていた感情が爆発したのでした。

温和だった翔太がこれほどまでに声を荒げる姿を見たことがなかった彩。目の前にいるのが、本当に翔太なのかと戸惑います。

陽翔に見られ我に返った翔太は、自分がどうかしていた…とショックを受けるのでした。


『夫がわたしを忘れる日まで』
著:吉田いらこ(KADOKAWA) 
「夫がわたしを忘れる日まで」はこちら

愛する人がどんな姿になっても愛することはできると結婚するときに誓った彩。しかし突然、45歳の夫・翔太が「若年性認知症」と診断されたのでした。幸せな生活が一変し、病状のせいで別人のようになっていく夫。若年性認知症の夫と向かった3年間を描いたお話です。


(ウーマンエキサイト編集部)