この漫画は書籍『夫がわたしを忘れる日まで』(著:吉田いらこ)の内容から一部を掲載しています(全19話)。
■これまでのあらすじ
翔太が彩に声を荒げる姿を見てしまった陽翔はショックで部屋で布団にうずくまっていました。陽翔には、もう隠し切れないと思った彩は、父親の病気のことを打ち明けることに。父親の病気のことを知った陽翔は、「元のお父さんに戻るよね?」と泣きながら質問。治療法のない病気とは言えず、大丈夫と気丈に振る舞うことしかできない彩。しかし、この答え方が果たして正解だったのか…モヤモヤと考えてしまうのでした。










昨日の夜、声を荒げて感情を爆発させていた翔太は、そのことについて全く覚えていないようでした。

つらいことだけじゃなくて、楽しかった記憶までも、少しずつ忘れていくのかと思うと、涙が勝手に溢れてきてしまい…。

自分のことを忘れてほしくない。ずっと一緒にいると約束したのに…。

彩の中に抑えていた感情が溢れだしてしまったのでした。


『夫がわたしを忘れる日まで』
著:吉田いらこ(KADOKAWA) 
「夫がわたしを忘れる日まで」はこちら

愛する人がどんな姿になっても愛することはできると結婚するときに誓った彩。しかし突然、45歳の夫・翔太が「若年性認知症」と診断されたのでした。幸せな生活が一変し、病状のせいで別人のようになっていく夫。若年性認知症の夫と向かった3年間を描いたお話です。


(ウーマンエキサイト編集部)