■これまでのあらすじ
中学受験に備え進学塾に通っていたツム子は、所属している成績上位クラスの担任にいじめの加害者だと決めつけられてしまう。同じクラスで1番成績が優秀な良子の机に入っていた嫌がらせの手紙が、ツム子のメモ帳と同じ紙で書かれていたからというのが先生の主張。やっていないツム子は認めないが、信じてもらえない。しかも良子がそれ以来塾に来なくなったことから、先生は自分の評価が下がるのを避けるためなんとしても良子を復帰させようとする。ツム子をいじめ抜き、クラス替えテストの出題範囲の変更をツム子にだけ伝えないなど、その行いはひどいもので…。先生の狙い通り下のクラスに脱落したツム子は、クラスメイトから先生の悪事を聞かされる。それを聞いていたコワモテ先生によって塾長に話が渡り、オイカリ先生は担任をはずれることに。しかし、最後の望みを掛けて良子に電話をするのだが…。

■先生、私です…


■俺はなんのために…!?

「先生…、私です」

開口一番、そう言った良子。最初、オイカリ先生は電話に出たときのあいさつだと思いますが…。
しかしすぐにそれが、あの手紙を書いた人物のことを言っているのだと気づきます。

「じゃあ俺は何のためにつむ田をいじめたんだ!?」
「なぜあんなことまでしてクラスから追い出したんだ…!?」
「なんのために自分の職場までも手放さなければならなかったんだ…!?」

オイカリ先生はショックで言葉が出て来ません…。
すると、良子はオイカリ先生に頭をなでられるのが「すごく怖かった」と話し始め…。


(ツムママ)