■これまでのあらすじ
主人公・由衣は夫・隆司と結婚して3年目になりますが、結婚当初、隆司の幼馴染・愛華に「隆司を返してもらう」と宣戦布告を受けました。しばらく経った頃愛華が男性と親密そうに歩く姿を目撃し、ホッとしていた由衣。その後友人・ミキの職場に入社した愛華は、おじさん限定で男性客に媚びているという話を耳にします。ある日隆司が実家でくつろいでいるところに愛華も参加。その翌朝、目を覚ました隆司の横には裸の愛華が…!昨夜のことは忘れていいと言われますがお酒も入っていて何も覚えていない隆司。帰り際「由衣ちゃんには話さないほうがいい」と愛華に言われた隆司でしたが…。

■お互いなかったことにすれば…


■由衣の思いを知っている隆司は…

お酒の勢いでたった一度きりの出来心だからなかったことにすればいい、と話す愛華。一瞬、隆司もそうすれば由衣が傷つくことはない…そう思いました。

しかし、由衣にとって男女関係の裏切りに対する嫌悪感が誰よりも強いこと、両親がそれで離婚してしまっていることを知っている隆司に「なかったことにする」という選択肢は難しい。

愛華に余計なことはしないで欲しいと伝えて、その場をあとにしたのでした。


(とりまる、ねこぽちゃ)