■これまでのあらすじ
瑞希の義父は、謝ったらしぬタイプの人間だ。謝罪だけでなく、感謝もできない義父を瑞希は苦手に思っていた。義母の入院中、義父は当たり前のように瑞希夫婦に食事の世話をするように言いつけてきた。我を通す義父に押し切られ、瑞希は子育てに追われながらも夕飯を準備するが、ダメ出しの嵐。外食にすれば、お店でも店員に威張り散らす迷惑な客で…。
さらに義父は瑞希夫婦宅に入りびたった挙句、育児に積極的な夫を見下す発言をするようになったため、瑞希の堪忍袋の緒が切れる。「二度と顔見せるんじゃねぇ!」」と啖呵を切って、家から追い出したのだった。
やがて、義母が退院し、義父が飲み屋のママといい仲になっていることがわかる。そうなってもまだ謝らない義父に、義母は離婚を決意。
一方、義父は幼いころから父親に厳しく育てられ、謝罪や感謝をしてはナメられると思っていた。








今まで養ってやったのに、妻は俺に感謝もないのか。男の遊びに目くじら立てて離婚を突き付けてくるとは、なんて勝手なやつなんだ。
そんな女、こっちから願い下げだ。俺には、俺の話を聞いてくれるママがいる。

…そう思っていたのに、お店を畳む!?
はぁ、女はみんな勝手だな。俺は俺の道を行く。誰にも頭を下げない。

そんな生活を数年続けていたある日、俺は目が覚めたら病院のベッドにいた。
俺は…、なんでひとりなんだ?なんで、誰も来ないんだ…?

俺の人生、どこで間違えた…?


※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:華緒はな
(フィクション・スタジオ)