犯罪からわが子を守るために家庭で実践したい安全教育。いざというとき身を守るには、知識だけでなく「安全基礎体力」をつけることが必要です。そのノウハウが詰まった書籍『「いやです、だめです、いきません」 親が教える 子どもを守る安全教育』(岩崎書店)から子どもと一緒に安全チェックができるクイズを連載でお届けします。

著者プロフィール 清永 奈穂さん
NPO法人体験型安全教育支援機構代表理事
株式会社ステップ総合研究所所長
2000年にステップ総合研究所を設立。犯罪、いじめ、災害などから命を守るための研究に取り組み、大学などの研究員や政府、自治体等の委員会委員なども務める。各地の自治体、幼稚園、保育園、小学校などで独自の体験型安全教育を行っている。著書に『犯罪から園を守る・子どもを守る』(メイト)、『犯罪からの子どもの安全を科学する』(共著 ミネルヴァ書房)、『危険から身を守る 学校・通学路・遊び場・家』(監修/一部 岩崎書店)など。

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【問題】ねらわれそうな子は?

学校のかえり道。

あぶない人にねらわれそうな子はどの子かな?

【答え】〇でかこんだ子

【解説】

あぶないことを子どもにしようとする人はひとりで遊んでいる子、ちょっと弱々しそうな子、ぼんやりフラフラしている子などに目星をつけてつけまわす。

フラフラボンヤリでもだいじょうぶ! 安全教育は「安全基礎体力」づくりから

「うちの子はボンフラタイプ(※)だから心配だわ」と不安に思われたお父さんお母さん、そういう子どもも自分を守る「安全基礎体力」を身につけさせてあげれば、きっぱり断り、しっかりにげられるようになります。

そのために身につけたい「安全基礎体力」は4つあります。

①体の力 あぶない目にあいそうなときに危険を回避するために必要な体力。

②危機への知恵・知識力 どんな人があやしいかがわかり、事前に回避し、のりこえる力。

③コミュニケーション力 「いやです」と断る力、そして、「あぶない人がいた」と親などに伝えらえる言葉の力、困っている友だちを助ける力。

④大人力 ①~③の力を基礎に、自分で判断し、決定し、行動し、責任をとる力。

これらの力が、いずれ自立した大人になるための大切な力になります。

※編集部注:本書で紹介するあぶない子9タイプのうち、心ここにあらず状態のボンヤリ・フラフラした子

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書籍『「いやです、だめです、いきません」 親が教える 子どもを守る安全教育』について

小学校に入学すると、子どもが1人で外を歩く機会も出てきます。

犯罪から子どもを守るにはどうすればいいのでしょうか。

やはり「子どもに自分自身を守る力を身につけさせること」=家庭での安全教育が必要でしょう。

この書籍の著者は元犯罪者や警官などからその手口や心理などを聴取し、膨大なデータから子どもを守る方法を開発。千葉県警察本部の女性警察官とともに作った「いやです、だめです、いきません」をタイトルに、家庭でできる安全教育の実践方を紹介しています。

「走る」、「さけぶ」、「いやと言う」など、いざというときの対処を家庭で練習する方法、危ない人や危ないことが起きる場所の特徴、ねらわれやすい子どもの様子を丁寧に解説。「通学マップ」を作成しながら、危ない場所を喚起する方法も紹介されています。どの章も子ども自身も興味を持って親子で読めるよう、わかりやすいイラストが満載です。

小学校入学前の安全点検におすすめの頼れる一冊です。

(文:清永奈穂、イラスト:石塚ワカメ『「いやです、だめです、いきません」 親が教える子どもを守る安全教育』(岩崎書店)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)