仕事に洗濯、夕飯の支度……やらなきゃならないことがたくさんあるときに限って「ママ―これ見て!」「パパこれやって!」とせがむ我が子。動画を見ていれば静かだけど長い時間見せたくないし、どうすれば……そんな困りごとに、てぃ先生がアドバイスを送っています。

子どもが一人遊びに集中しているときは……

(※画像はイメージです/PhotoAC)

保育士としての日々の経験から、パパやママの気持ちに寄り添った子育てのポイントなどを積極的に発信しているてぃ先生。今回はYouTubeで公開した「子どもに一人遊びしていてほしいとき」のコツを紹介します。

お家で家事や仕事をするために、子どもに「今だけは遊びに集中していてほしい」と思うとき、ありますよね。しかしそういうときに限って「ママ、これやって!」「パパも一緒にやって!」と言われて、やるべきことがはかどらない……と困っている方も多いのではないでしょうか。

てぃ先生によると、こうなってしまう原因は「大人が子どもを一方的に放置してしまう状態」になっているから。「子どもがある程度、遊びに熱中してからその場を離れる」という段階を踏めば、スムーズに進むのだといいます。

では、子どもが遊びに熱中しているかどうかはどう見分けるのでしょうか。実は、子どもが遊んでいる最中に「ひとりごとを言い始めた」なら熱中しているという証拠。大人も集中しているときは、ついひとりごとを言ったりしてしまいますよね。具体的には、子どもが電車遊びをしながら「ガタンゴトン、ガタンゴトン」、おままごとをしながら「はい、どうぞ〜」などと言い始めたら、自分の世界に熱中している状態なのだといいます。

遊びに集中してほしいときは、しばらく親も一緒に遊んで、ひとりごとが出てきたタイミングでその場からそっと離れればいい、と、てぃ先生。このとき「今からお仕事するね」などと伝えると、自分の世界に没頭していた状態から目覚めてしまう可能性もあるので、何も言わず静かに移動していいそうです。

また、家事や仕事のために子どもに一人遊びをさせることについて罪悪感を覚えてしまうという方も少なくありません。そんな人のために、てぃ先生は「親が家事や仕事をする時間を、子どもにとって楽しみな時間にすればいい」と思考の転換をすすめます。

「親が家事や仕事をする時間だけ、できる遊び」を用意して、楽しみになる演出をすると、子どもにとってその時間は「寂しい時間」ではなく「特別な遊びができる時間」になります。また、「親が仕事や家事をしているときだけ、好きな遊びに別のおもちゃがプラスされる」というアイデアも。ミニカー遊びが好きな子どもには、親が仕事や家事をしているときだけ遊べる特別なミニカーを用意しておけば、子どももその時間が待ち遠しくなるのではないか、と、てぃ先生は言います。

日々の生活の中で、家事や仕事の時間はどうしても発生します。真面目な人ほど全部頑張ってしまい「子どもに我慢させている」と罪悪感を覚えてしまうかもしれませんが、そんなふうに思う必要はありません。ちょっとした工夫で、子どもの集中力が伸び、笑顔も増やすことができるなら、とても素敵な時間になりますよね。

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