学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。そんなお金に悩むパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビューする本連載。今回のテーマは「我が家の食費節約術」。忙しい生活の中でもきっちり節約をしているワーママ3名の事例を紹介します!

物価上昇の中でも食費の節約を続けられるのはどうして?

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「節約をしたい!」と考えたときにまず最初に思いつくのが「食費の節約」ではないでしょうか? ただ、そうはいっても、仕事も子育てもと忙しい毎日。ついつい外食やテイクアウトが増えて食費がかさむ……なんて家庭も多いと思います。しかも最近は何でも値上げ続きの世の中なので、さらに食費節約の難易度が高くなっていますよね。

今回紹介する3ケースは、そんな向かい風をもろともせずに、きちんと食費をセーブしている節約上手さん。どのアイデアもマネしやすいので、ぜひ参考にしてくださいね!

Case.1|安い食材のレパートリーを増やす!

フルタイムで働くruiさん(@rui__room)のおうちでは、食べ盛りの小学生の男の子2人がいながら食費は毎月4万円前後をキープ! ポイント払いなどにも頼っていますが、それでも素晴らしい数字ですよね。食費削減のキーワードはやっぱり「自炊」です!

毎日の帰宅時間は18時半ごろで、夕ご飯が始まるのは19時。30分で用意ができているのは、事前に何を作るかメニューを決め、買い物は週末にまとめ買い、食材の下処理まで済ませているから。また、平日は極力包丁を使わないレシピにしていることも日々の調理時間の時短に貢献しています。

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rui | iPad家計簿でゆるっと家計管理(@rui__room)がシェアした投稿

さらに自炊を頑張るためのもう一つのアイデアが、コスパの良いレシピのレパートリーをとにかく増やすこと。鶏むね、豚こま、ひき肉などのお財布にやさしい食材をよく使うruiさんですが、頻度が高いぶん、飽きないようにレシピをたくさん用意しているのだそうです。

レシピを増やす方法の一つが「iPadを使った自作のレシピノートの作成」だと話すruiさん。ノートアプリ「GoodNotes」に気になったレシピをスクショして貼ってまとめておくというもので、これを買い物前の献立作りに役立てています。ちなみにruiさんはこの「GoodNotes」で自作の家計簿も記録中です。

こうして日々の食費節約に勤しんでいる一方で「頑張り続けているとしんどくて続かないので、そんなときは冷凍餃子などの冷凍食品に頼ることも大切」とruiさん。疲れているときにどうするか、うまく対策を立てられているからこそ、継続ができているのですね。

Case.2| 節約のためにあえてコンビニを利用

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小学生の2人の男の子を育てているたまこさん(@tamaco__life)も、手書きの家計簿をつけ、節約に燃えるワーママです。だけどたまこさんは、あえてコンビニで買い物することがよくあるとか。スーパーに比べて割高なイメージのあるコンビニですが、一体どういうことでしょう?

その理由の一つがクーポン。最近はアプリの会員になると、さまざまなクーポンが手に入るコンビニが! たまこさんはもちろん会員となり、日々更新されるクーポンや開催中のキャンペーンをチェック。欲しいアイテムのクーポンが出ていたら、使用して購入しています。

ほかにも「飲み物や納豆などのプライベートブランドの商品には、スーパーの類似品よりも割安なものがある」(たまこさん)ので、狙い目だそう。

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たまこ⌇スライド式家計簿で貯める(@tamaco__life)がシェアした投稿

「もちろんクーポンがあるからといって何でも買うのではなく、あくまで欲しいものがクーポンで出ていた場合に買うことが大事。プライベートブランドの割安商品は普段スーパーで見る商品の価格に敏感になっていると、気づけると思います」とたまこさん。便利なコンビニは忙しいワーママ・ワーパパの味方。たまこさんのようにうまく利用しながら、節約していきたいものです!

Case.3|主菜を多めに作って次の日の副菜に使う「スライド飯」

小学生の女の子2人の将来の教育資金を貯めるために、節約を頑張っているあかりさん(@chokin.jp)。子どもは小学6年生と小学3年生ですが、成長につれて感じているのが「作り置きの難しさ」。食べる量が増えて、「これは6日もつ!」と思った量が、3日でなくなってしまう……ということがよく起きたのだそう。

そこであかりさんが実践しているのが「スライド飯」です! これは夕飯の主菜を多めに作っておいて、余ったぶんを次の日の副菜にするというもの。「要は昨日の残りを活用です!」とあかりさん。翌日はまた多めに作って、そのさらに翌日に……を続けています。ときには娘さんのお弁当にスライドさせることもあるとか。

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いつもの主菜を少し多めに作るだけなので、これまで作り置きにハードルを感じていたワーママ・ワーパパでもすぐに取り入れられそう! あかりさんはこうしたスライド飯を実践したり、「普段の買い物は、買わなきゃいけない物より予算内でおさめることを優先する」ことを意識して日頃から買い物したりしていることで、現在も4万円台の食費をキープし続けています。

三者三様のテクニックをマネして乗り切ろう!

さて、いかがでしたか? 今回紹介した3名の実践していることは、シンプルで、簡単なテクニックでしたね。だけど、それをするか・しないかだけで驚きの差が出ますよ! ぜひ実践して、物価高騰の現代を乗り切りましょう!

(取材・文/江原めぐみ)

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江原めぐみ
この記事の執筆者
江原めぐみ
フリーランスのエディター・ライター。女性生活誌、女性ファッション誌の雑誌編集部を経て、独立。紙媒体・WEB媒体の両分野で編集・ライティングを担当している。担当分野は妊娠・出産、育児、女性のヘルスケア、お金、暮らし、教育、料理、ファッションなど多岐にわたる。4歳男の子の母。
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