フリーアナウンサーの丸岡いずみさんが、温泉での異性の子どもと親の混浴に関して「基準はなんだろう?」と疑問を投稿しました。

【関連】下着に手を入れられても声が出ない…『5歳の私は、クラスの男子から性被害を受けました。』

6歳以上は「混浴NG」の注意書き

(※画像は丸岡いずみさんオフィシャルブログより)

丸岡いずみさんは映画コメンテーター・有村昆さんと2021年7月に離婚。ひとり息子の親権は有村さんが持つことになったそうですが、丸岡さん、有村さんどちらも我が子との出来事についてしばしばSNSで公開しており、お子さんはそれぞれの親のもとを行き来して過ごしているようです。

13日、丸岡さんは「ショック。。」と題してブログを更新し、息子と温泉に入ろうと思ったところ「6歳以上のお子様の混浴はご遠慮頂いております」という注意書きがあり、「てっきり7歳ぐらいからかと…」考えていたためショックを受けたと綴りました。

息子は小学1年生。丸岡さんは「息子は早生まれだし、何だかもう一緒に入れないのは寂しい」と率直な気持ちを明かし、「自治体によって色々違うのね(涙)基準はなんだろう?」「家庭のお風呂も6歳ぐらいから別な家庭が多いのかな〜?」と疑問も綴っていました。

東MAXさん「お風呂は何歳まで入る?」

同様の疑問は、芸人の東MAXこと東貴博さんがブログで投稿したことも。次女が今年誕生し、二児の父となった東さんですが、昨年、長女と一緒にお風呂に入ることについて明かしていました。

宿泊した旅館の部屋には客室露天風呂があり、東さんは長女と一緒に入浴している写真とともに「お風呂は何歳まではいる?」と投稿。当時、長女は小学3年生で、「もう(一緒には)入ってくれなくなるよ」と周囲の人から言われるものの、「でもまだそんな様子はない」といい、娘本人の前で「もう入らなくなるよ〜」「うちは(一緒に入らなくなるのが)早かった」「まだ大丈夫?」と言わないでほしいとしつつ、妻の安さんからは「友達はもう入ってないってよ」と指摘されると明かしていました。

混浴年齢は6〜7歳まで

異性の親と何歳まで入浴するかは各家庭によりますが、ベネッセ教育総合研究所が2018年に行った調査によると、約42%の人が「6歳〜9歳」まで一緒に入っていたと回答しており、小学校入学から高学年になる前までには異性の親子での入浴をやめている家庭が多いようです。

では公衆浴場での混浴はどうでしょうか。スーパー銭湯や温泉などの混浴年齢は各自治体の条例によって決まっています。混浴制限年齢に関してこれまでの国の指導方針は「おおむね10歳以上」とされていましたが、現在では多くの自治体が「7歳以上」に引き下げています。

厚生労働省では令和2年に「子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究」調査結果を発表。この調査は公衆浴場で子どもや親や一般の入浴者すべてが安心して入浴できる、子どもの適正な混浴年齢に関するデータを多面的に収集することを目的とし、地方自治体が定める条例内容の調査、入浴者の混浴に関する意識調査、公衆浴場を営業する者へのトラブル事例の調査、園児や児童の性に関する意識や実態に関する調査をそれぞれ実施したものです。

この調査の結果、「成人の考える子どもの混浴禁止とすべき年齢は『6歳から』がピークで次いで『7歳から』であり、子どもがはずかしいと思いはじめた年齢も6歳と7歳が相対的に高く、公衆浴場事業者が考える混浴を禁止とすべき年齢は7歳の割合が最も高い」ことが明らかとなり、厚生労働省は「公衆浴場における衛生等管理要領」において、それまで「おおむね10歳以上の男女を混浴させないこと」としていた年齢制限を、「おおむね7歳以上」に引き下げました。これを受けて多くの自治体が条例を変更しています。

一昨年、マイナビ子育てが行ったアンケート調査では、「銭湯などの公衆浴場で、子どもの混浴は何歳から制限されるべきだと思いますか?」という問いに最も多かった回答は、小学1年生からの制限でした。

約3割が「小学生になったら混浴はやめたほうがよい」と回答しており、次いで多かったのは、3歳以下の約2割です。4歳〜6歳までの未就学児を合計すると51%となり、「未就学児のうちから制限をかけたほうがよい」と考えている人は、全体の半数を超える結果となりました。

参考文献:

「子どもの発育発達と公衆浴場における混浴年齢に関する研究」(令和元年度厚生労働科学特別研究事業)