食材ごとの離乳食レシピと調理のコツを、離乳食に詳しい管理栄養士の川口先生にお聞きするこのコーナー。今回のテーマは「さつまいも」です。皮は食べていい? 焼き芋もOK? など、離乳食にさつまいもを使う際の疑問にお教えいただきます。おすすめレシピは「ベビースイートポテト」です!

この記事の執筆・監修管理栄養士 川口由美子(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

秋の味覚! さつまいもを使った離乳食

さつまいもは、秋に旬を迎える、秋の味覚の代表格ともいえますね。

赤ちゃんにとってもいいことがたくさんありますが、お母さんやお父さんにも栄養上のメリットもたくさん!

是非赤ちゃんと一緒にさつまいもをおいしく味わってみてください。

さつまいも、離乳食期ごとの目安(初期・中期・後期・完了期)

・離乳初期(5〜6ヶ月)

やわらかく茹で、裏ごし

・離乳中期(7〜8ヶ月)

やわらかく茹で、軽くつぶす

・離乳後期(9〜11ヶ月)

やわらかく茹で、喉につまらせにくい大きさにカット

・離乳完了期(12〜18ヶ月)

やわらかく茹で、大きめの輪切りやスティックなど、つかみやすくしてもOK

さつまいもは、茹でるほか、蒸したり、焼いたり(焼き芋)しても美味しく離乳食にできます。余裕があれば、焼き芋のようにじっくり加熱してやわらかくなったものがいいですね。

食べるときにはある程度の水分があるほうが食べやすいので、一緒に水分(飲み物やスープなど)も用意しておいてあげるといいでしょう。また、切る大きさによっては「丸飲み」して喉に詰まらせる恐れがあるので、切る大きさには注意が必要です。

さつまいもの皮は食べさせてもOK?

さつまいもは、焼き芋などにしたら皮もしっとり食べやすくなることもありますが、食物繊維などの消化の負担を考えて、離乳期には避けておくと安心ですね。

スーパーなどで売っている焼き芋をあげてもいいの? 

さつまいものおススメ調理法と言ったら、なんといっても「焼き芋」です。じっくり遠火で加熱する焼き芋は甘味も豊富なので、赤ちゃんも食べやすいです。しっとりした焼き芋ならば、パサついて食べにくいもの(肉や魚)を和えたりしても、食べやすくなりますよ。

ただ、あまりにも焼き芋の甘みに慣れてしまうと、ほかの味ではものたりなくなってしまうこともあるようです。

川口先生おすすめレシピ!ベビースイートポテト(9ヶ月頃〜)

さつまいもは、ビタミンCや食物繊維も豊富です。ちょっとしたおやつのような感じでも使えますし、もちろんこれを食事として食べてもOK。

材料

・さつまいも       100g

・粉ミルクを溶かしたもの 20ml

・卵黄          少々

・油(アルミホイルに塗る)少々

※ベビースイートポテト6個分の材料

作り方

① さつまいもは、皮をむいて適度に切ったら、やわらかくなるまで約10分ほど茹でます。

② 竹串がすっと通るまでしっかりやわらかくなったら、あたたかいうちに裏ごします。

(手間であれば、厚手のビニール袋に入れて手でつぶしてもOK)

③ 粉ミルクを溶かしたものを加えてよく混ぜたら、丸めて成形します。

④ 油を塗ったホイルの上に載せ、卵黄を塗ります。

⑤ オーブントースターで表面に軽く焦げ目がつく程度まで15分ほど焼きます。

茹でて裏ごしして焼く…と工程が多いので少し手間かもしれませんが、冷凍もできますので、時間的に余裕のある時に作り置きするといいでしょう。レンジで温めて気軽に食べられますよ。

まとめ

さつまいもは甘みが強く、離乳初期から取り入れられる野菜です。最近はスーパーなどでも焼き芋を取り扱っているので、調理の時短にもなりますよ。食べ応えがあるので、離乳食の一品にするほか、おやつにも最適です。是非秋の味覚を楽しんでくださいね。

(文・写真:川口由美子先生)

※クレジットありイメージ写真:getty