クラフト素材として注目度の高い樹脂粘土。ダイソーでも取り扱われているので初心者でも挑戦しやすくなりました。今回はダイソーの樹脂粘土のラインナップや特徴、どんな風に作品を作ることができるのかを詳しくご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

100均のダイソーではクラフト用品が充実しています。単に実用的な材料が揃っているだけでなく、おしゃれでかわいい素材がどんどん登場していますよね。

気になるクラフト素材はたくさんありますが、今回は注目度の高い樹脂粘土に挑戦してみました。ダイソーの樹脂粘土のラインナップや特徴、実際の使い心地やどんなものができるかをレビューします。

樹脂粘土ってどんなもの?

近頃クラフト関係でよく耳にする樹脂粘土。紙粘土や油粘土は保育園や幼稚園、小学校でもよく使う経験があると思いますが、何が違うのでしょうか?

粘土の種類と特徴

■紙粘土

パルプを主原料とし、水や糊を混ぜて作られている粘土。軽く、粘度が高いので造形しやすく、自然乾燥できる。乾燥すると固くなるけれど、壊れやすい。水に触れると溶けるので、仕上げにニスなどを塗って耐水性を加える。絵具での色付け等簡単にできるので子供でも扱いやすく作品作りにはよく使われる。

■油粘土

鉱物粉と油を混ぜて作られた粘土。重く独特のニオイがある。乾燥して固まったりしないため、何度でも作り直しができるので、子供の遊び用によく使われる。

■石粉粘土

石を粉にし、接着剤を混ぜて粘土にしたもの。手につきにくく、自然乾燥で硬くなる。固まってから削ることも可能。乾燥すると陶器のような質感に。強度は高め。色付けはしにくい。

■木粉粘土

廃材の木などから作られた粘土。とても軽く茶色い色をしているので、そのまま素朴な仕上がりに。自然乾燥でき、固まると強度はそこそこある。色付けも簡単にできる。

この他に100均で販売されている粘土は軽量粘土や小麦粘土など多数ありますが、どれも、子供でも遊んだり作品を作ったりしやすい粘土です。

■樹脂粘土

この樹脂とは酢酸ビニルエマルジョンで、なんと木工用ボンドと同じもの。これを主原料とした粘土です。弾力のある粘土で、自然乾燥すると軽く強度が高いのが特徴。また、乾燥すると透明感のある仕上がりに。乾燥後に耐水性になるものもあります。着色は粘土に絵の具を混ぜ込んだり、後で着色も可能。

他の粘土と違う特徴がいろいろとある樹脂粘土は、まさにクラフト向きな素材です。樹脂粘土ならではの質感や強度は、他の粘土では作れなかった仕上がりの物が作れます。特別な道具や機器はなくても、身近なアイテムで細かな細工もしやすいので、ミニチュアフィギュア、ミニチュアのフェイクフード、アクセサリーやインテリア雑貨など作る素材として人気が高まっています。

「ダイソー」樹脂粘土の特徴

ダイソーのクラフトコーナーに樹脂粘土は陳列されています。初心者でも試すのにちょうどよいラインナップで人気。樹脂粘土と一緒に使うことも多いレジンやシリコン型なども近くにあって、100均と言えど侮れないほど種類がいろいろと揃っています。

(材質:酢酸ビニルエマルジョン、澱粉、油、水、顔料)

色が豊富

売り場でも目を引く豊富なカラーバリエーション。近隣のダイソーを何件かチェックしてみましたが、2021年2月現在で12色の樹脂粘土が販売されていました。店舗によって取扱商品が変わるので、もしかしたらもっとあるかもしれませんが、これだけ色が豊富にそろっていると嬉しいですよね♪

・ブラウン

・イエローオーカー

・イエロー

・パステルイエロー

・ホワイト

・ブラック

・ブルー

・グリーン

・パステルグリーン

・パステルパープル

・パステルピンク

・レッド

こちらの12色。

色は12色と言っても、実は無限なんです。樹脂粘土は混ぜて新しい色を作り出すことができます。こちらはグリーン、イエロー、ブラウンを使って作りだした中間色。グラデーションも自分で作り出すことができるので、欲しい色をピンポイントで入手できます。どの色をどの割合で配合すれば希望の色が生み出せるかは、実際に混ぜてみて確かめて。色の調合実験はおもしろいですよ♪

また、樹脂粘土はアクリル絵の具などを混ぜても色付けができます。淡い色は白にほんの少しの絵具を爪楊枝などを使って付けてよく混ぜてみてください。一度色がついてしまうと元には戻せないので、少量ずつ混ぜて好みの色に近づけるようにすると失敗がありません。

少量

樹脂粘土は自然乾燥で硬化してしまいます。ということは開封すると保存をしっかりしないと固まってしまうということ。いくら密閉しても、徐々に固まってしまいます。たくさん作品を作る場合は大きいサイズでもいいですが、初心者が試しに作る場合や、色々な色を少しずつ使いたい場合などは少量パックの方が使いやすいですよね。その分お手頃に100円で揃えられると助かります。

弾力のある感触

紙粘土や油粘土など、それぞれの粘土の素材で感触は違います。樹脂粘土はちょっと硬めで弾力があります。開封してそのまま形成するには少し硬いので、まずはこねて柔らかくしたほうが形成しやすくなります。

捏ねていくうちに柔らかくなり、練り消しのような感触に。この状態になったら細かな細工もしやすいです。

乾燥時間

乾燥時間の目安は1cmの球体サイズで約3日。結構長いです。しっかり乾かさないと本来の強度が生まれません。もし完成予定日の希望がある場合には、乾燥時間も計算して早めに作り出す必要があります。乾燥させる時は、底の方も乾くようにスポンジの上に乗せるのがおすすめです。

乾燥の途中で、ちぎったりすることもできます。

色・大きさの変化

こちらの花は同じ型で抜いて作ったものですが、左が乾燥したもので、右がこれから乾燥するもの。樹脂粘土は乾燥すると水分が抜けてひと回り小さくなります。色も少し鮮やかに濃くなります。色付けするときにはそれも計算して、希望の色よりも少し薄めにするとちょうどよくなります。

乾燥すると樹脂粘土は透明感や透過性が出ます。ツヤっとした質感が手軽にでき、そのままでもちょっと高級感が出ます。色付けするときに絵の具をたくさん使用すると、この透明感は弱まるので、必要以上混ぜ込まないようにしましょう。また、乾燥後に色付けをした部分は透明感はなくなります。

強度

ダイソーの樹脂粘土は乾燥させると、折れや曲げに強くなります。薄いパーツも比較的壊れにくいので、かなり細かな細工をしても大丈夫。また耐水性も生まれます(防水ではありません)。

「ダイソー」樹脂粘土の使用上の注意

■玩具ではありません。

■食べ物ではありません。絶対に口に入れないでください。

■お子様の手の届かない場所で使用・保管してください。

■使用前に固くなった場合は、密封袋に入れて、湯煎すると少し柔らかくなる可能性があります。

■一度開封すると、硬くなります。保管する場合は、必ず密封してください。

■空気に触れたまま保管すると、固まって使用できなくなります。

■手や腕にキズ、はれや湿疹などの異常がある場合は使用しないでください。

■粘土を触れた手で、目、鼻、口に触れないでください。

■使用後は石けんで手を洗ってください。

■かぶれやかゆみなどの症状が出た場合は直ちに使用を中止し、医師に相談してください。

■本来の用途以外に使用しないでください。

開封すると乾きに注意。完全に密閉するのも難しいですが、短期間ならラップで包んだり、シールラップで閉じたりすると固くならずに保管できます。いつの間にかカチコチになって使えなくなったらもったいないので、しっかり密閉し、早めに使うようにしましょう。

「ダイソー」樹脂粘土でお花を作ってみよう♪

それではダイソーの樹脂粘土で作品作りに挑戦してみましょう! 初めてでもクッキーの抜き型やシリコン型などのキッチンアイテムを活用すると、簡単にキレイな形を作ることができますよ♪

小花

自分の指先で形を作るのは、手先の器用さなど個人差が出ます。大きさもバラツキができ、味わいのある仕上がりにはなりますが、初心者にはもっと簡単で均一にできる作り方がおすすめです。まずはかわいい小花を作って樹脂粘土に慣れるところから!

■材料

樹脂粘土(パステルピンク、レッド)

■使う道具

小さな花の抜き型、爪楊枝

ピンクのグラデーションで小花を作るには、パステルピンクとレッドの樹脂粘土を混ぜ、ピンクに色付けします。できたピンクよもっと淡くしたかったらパステルピンクを足し、濃くしたかったらレッドを足してグラデーションカラーを作ります。

濃い色は混ぜても強く出る傾向があるので、いきなり多く混ぜないようにしたほうが、失敗なく好みの色に近づけることができます。

【作り方】

①樹脂粘土をよく練り、平らに伸ばして抜き型で抜く。

②爪楊枝の頭を小花の真ん中に押す。

③爪楊枝の先を使って花びらのくぼみに切り込みを入れる。

④花芯の周りに爪楊枝の先を使って筋を付ける。

⑤花弁を起こして立体感を付ける。

スポンジの上に置いて1〜2日乾燥させ、硬くなったら完成です♪

2段フリルのお花

今度はもう少し豪華な雰囲気の2段フリルのお花です。複雑な形に見えますが、これも意外と作り方は簡単です。

■材料

樹脂粘土(パステルグリーン、パステルパープル)、花座、ビーズ、木工ボンド

■使う道具

梅抜き型、爪楊枝、ペンチ、ピンセット

【作り方】

①樹脂粘土をよく練り、平らに伸ばして抜き型で抜く。

②爪楊枝の先を使って花びらのくぼみに切り込みを入れる。

③花芯に爪楊枝の先を向けて転がし、花弁にひだを付ける。

④花弁を起こして立体感を付ける。

⑤同じようにもう1枚作り、重ねて花芯部分に爪楊枝の頭を押して密着させる。

⑥スポンジの上に置いて1〜2日乾燥させる。

花芯にはビーズと花座を使います。花座はビーズに合わせてペンチで広げます。ピンセットでも広げられる程度の固さです。

粘土の乾燥が終わったら、花芯部分をボンドを付けて接着し、固まれば完成です。

右下の花は粘土を2色混ぜてあります。完全に混ぜ込まないで、ムラのあるまま作ると、色合いに変化のある花が作れます。

葉っぱ

お花に添える葉っぱも作りました。葉っぱは微妙に違う色をいくつか作ると深みのある雰囲気に。いろいろな色を作るとこれだけでもきれいです。

■材料

樹脂粘土(グリーン、イエロー、ブラウン)

■使う道具

爪楊枝

グリーン、イエロー、ブラウンの粘土の配合次第でニュアンスカラーが無限に作れます。もっとトーンを落としたい場合はブラックやブルーを入れてみてください。楕円形に丸めてつぶし、両端を指でつまんで尖らせれば葉っぱの形に。葉脈は爪楊枝でつけます。

「ダイソー」樹脂粘土でフェイクスイーツを作ってみよう♪

樹脂粘土で作りたいモチーフの中でも、絶大な人気を誇るフェイクスイーツ。人気作家のようなリアルなものは作れなくても、初心者でも簡単に作れる便利アイテムやコツがわかれば、意外にかわいく作ることができました!

クリームやソースなどは、木工ボンドや接着剤などで作る方法もありますが、今回は初心者ができるだけ簡単に仕上げたい方法をチョイス! ダイソーにはホイップ生クリーム、ストロベリーとチョコソースも販売されています。

焼き菓子系のリアルさを出すために使うのはアクリル絵の具とスポンジ。これを使うだけで見違えます。

マカロン

カラフルなマカロンは並べたりするだけでもかわいいですよね。これも実は簡単に作ることができるんです。

■材料

樹脂粘土(パステルピンク、レッド)、ホイップ生クリーム

■使う道具

計量スプーン、爪楊枝

計量スプーンは底が平らな形状のものを使用します。

【作り方】

①粘土をよく練り、計量スプーンに詰める。

②計量スプーンから粘土を外す(残りの粘土を軽く押し付けると、くっついて外しやすい)。

③爪楊枝で下の方に筋を1周つける。

④筋から下に向かって爪楊枝で掻き出すように切り込みを入れる。

⑤飛び出た部分を押し込むように爪楊枝を刺していく。

⑥もう1周くらい爪楊枝で刺して形を整え、2〜3日乾燥させる。

乾燥したらホイップ生クリームを絞り出して2枚合わせ、生クリームが固まったら完成。お好みで小花と葉っぱを木工ボンドでつけてください。

ドーナツ

いろいろなデコレーションをしたドーナツを作りました。手で形成するのは小さくて大変ですが、今回は100均のシリコン製のミニドーナツ型を使用。簡単に同じ大きさ、形のものを量産できます。リアルな質感を出すためには、アクリル絵の具での色付けと、歯ブラシを使うことです。

■材料

樹脂粘土(パステルイエロー、ブラウンでドーナツ。トッピングには複数使用)、ホイップ生クリーム、ストロベリーソース、チョコソース、アクリル絵の具(黄土色、茶色)

■使う道具

シリコン製ミニドーナツ型、歯ブラシ、爪楊枝、ピンセット、スポンジ

【ドーナツの作り方】

①粘土をよく練り、型にしっかり詰めて優しく外す。

②生地の質感を出すものは歯ブラシで全体をたたく。

③2〜3日乾燥させる。

トッピングも作りましょう〜♪

■ブルーベリー

ブルーとレッドの粘土を混ぜて色を作り、丸めて爪楊枝の頭を押し付けてくぼみをつける。

■アーモンド

ブラウン、グリーン、イエローなどの粘土を混ぜて色を作り、ラグビーボール型に形成して爪楊枝で筋を付ける。

■チョコスプレー

レッド、グリーン、イエロー、ホワイトの粘土を細く伸ばして乾燥させ、ハサミでカット。

乾燥させてから色付け。アクリル絵の具をスポンジにつけて軽くたたくようにつけていきます(水は絶対に絵の具に足さない!)。黄土色を先につけ、茶色は後でつけると焼き色がきれいにつきます。クリームを挟むドーナツは2個色付けをしてからホイップ生クリームを絞り出して合わせます。

表面にトッピングを付けるものは、ソースをつけて乾かないうちにトッピングを乗せて一緒に固めます。細かい作業なのでピンセットを使うと、狙った場所に乗せやすいです。

ロールケーキ

側面の渦巻きが可愛いロールケーキ。こちらもフェイクスイーツでは人気です。

■材料

樹脂粘土(パステルイエロー、パステルピンク、トッピングは多数使用)、ホイップ生クリーム

■使う道具

爪楊枝、歯ブラシ、ピンセット

【ロールケーキ作り方】

①粘土をよく練り、長方形に形を整える。

②パステルイエローの粘土の上に長さが少し短いパステルピンクの粘土を乗せて丸める。

③歯ブラシで側面をたたいてから3〜3日乾燥させる。

【苺の作り方】

①レッドの粘土をよく練り、苺型に形成し、爪楊枝でくぼみをつける。

②グリーンの粘土でヘタを作って貼り、乾燥させる。

ロールケーキの上に生クリームを絞ってトッピングを付けて固まったら完成です。

フラワーケーキ

2段のフラワーケーキを作りました。作るときに小型マグネットを入れてケーキのマグネットに♪

■材料

樹脂粘土(イエロー、トッピングは多数使用)、アクリル絵の具(黄土色、茶色)、ホイップ生クリーム、チョコソース、超強力マグネット

■使う道具

爪楊枝、スポンジ、ピンセット

【作り方】

①粘土をよく練り、平らにして丸い抜き型で2枚抜く(1枚にはマグネットを埋め込む)。

②側面に爪楊枝で刺してスポンジの質感を出す。

③乾燥後、アクリル絵の具で側面に色付けをする。

④生クリームを絞って挟み、チョコソースを上にかける。

⑤上に生クリームを絞り、トッピングを乗せて固まらせる。

トッピングの小花、苺、ブルーベリーは上記の作り方で作ったものです。

出来上がった作品の楽しみ方

出来上がった作品は、そのままインテリアやおままごとに使ったりもできますが、金具を付けたりすればアクセサリーなどにもアレンジできます。

お菓子のケースやトレーに乗せたり、貼り付けてインテリアに。

ガラスなどの透明ケースに入れても。

ヒートンを付ければ、ストラップやネックレスなどのトップにつけることができるので、幅広く楽しめます。

ヘアクリップやバレッタなどのヘアアクセサリー、ピアスやイヤリングなどにも。ラッピング素材としても♪

マグネットを埋め込めば、そのまま使うことができます。強力マグネットなら小型でもパワーは十分です。

まとめ

ダイソーの樹脂粘土はカラーバリエーションも豊富で、初心者が挑戦しやすい容量です。自然乾燥すると強度もあり、透明感のある仕上がりに。粘土同士を混ぜて新しい色を作ることも、アクリル絵の具を混ぜて色付けも可能。弾力のある粘土ですが、よく練れば柔らかくなり、細かい細工もしやすくクラフト作りに向いています。開封後は乾燥しないように密閉して保存することを忘れないようにしましょう。乾燥には時間がかかるので、完成するまで日数が必要ですが、初心者でも扱いやすい粘土で作っていて楽しくなりますよ♪