※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

tvNドラマ「有益な詐欺」1話(視聴率4.5%)は、ロウム(チョン・ウヒ)とムヨン(キム・ドンウク)の出会いが描かれた。

 ロウムは刑務所で他の受刑者と揉め事を起こしていた。ロウムはみんなが掃除をしているのに一人で本を読んでいた。

 これに対して一人の受刑者が注意したのだが、ロウムは聞こえないかのように無視した。その時、刑務官が現れるとロウムはすぐに立ち上がって掃除をしているふりをした。

 その後、ロウムはどこかに電話をかけて「どれくらいかかりそうなの?」と聞き、相手は「すぐにニュースで確認できる」と答えた。ニュースではクムソン市の殺人事件が報じられたが、それは親族同士の殺人事件だった。

 食事時間にロウムが一口食べようとしたが、受刑者がトレイをひっくりかえした。「私が世の中で一番嫌いな人間が親を敬わないヤツだ。私は夫を殺しても、親には旅行をさせてやった」と言った。続けてロウムの頭を殴って「分かったか。この恩知らずめ」と吐き出した。ロウムはすっと立ち上がって手を洗いながら涙を流した。実は、ロウムはクムソン市殺人事件の犯人として濡れ衣を着せられて服役しているのだった。

 また、ジェイン(パク・ソジン)はムヨンに「ヴァンパイアというニックネームを聞いて気分はどう?」と聞いた。ムヨンは過去に依頼人を弁護していた時のことを思い出した。当時、ムヨンは全てを黙らせるほどの弁護能力を持つ弁護士だった。

 そんなムヨンはある日の裁判で弁護をしている時に興奮して声を荒げたら倒れたが、ギュ(イ・チャンフン)は「半年間で倒れたのは何回だ。これが終わったら弁護士を辞めろ」と言った。続けて「やれるだけのことをやったし、それも大企業の専門弁護士を相手にしたんだ。俺たちの仕事が必ず大変な人ばかりを助ければまともな弁護士というわけではない。もう一度病院を探しているが、治療からしてみよう」と説得した。実は精神科での治療も並行していたのだった。そんな過去を思い出したムヨンは、ジェインに「受け入れなきゃ」と答えた。

 ムヨンはクムソン市殺人事件の真犯人の弁護を引き受けたが、犯人はひどい態度を見せてムヨンの怒りを買った。ムヨンが音声ファイルを公開し、ロウムは出所できることになった。ムヨンはロウムが出所する日に洋服を準備して刑務所を訪れた。ムヨンが刑務所で服を渡してほしいと頼むと、ギュはムヨンにロウムが国家賠償請求の弁護を依頼してきたと伝えた。