韓国検察がタレントのパク・スホンの実兄夫婦に対して実刑を求刑した。

ソウル西部地裁刑事合意11部は10日、特定経済犯罪加重処罰法上の横領容疑で起訴されたパク・スホンの実兄夫婦の10回目の公判を行った。

同日検察は、パク・スホンの実兄夫婦に懲役7年と懲役3年をそれぞれ求刑した。

検察は「(実兄のパク氏は)横領した金をパク・スホンのために使ったと主張しながら、現在まで被害回復が行われていない」とし、「パク・スホンのイメージ損傷も大きく、被告人は捜査と裁判過程で数回にわたり主張を覆すなど、罪質が不良だ」と伝えた。

続けて「(兄嫁のイ氏は)長期間横領しながら、法人資金を私的用途で多数使った」とし、「パク・スホンに対する悪質なコメントをするなど、追加的な加害事実を確認した」と説明した。

しかし、パク・スホンの実兄夫婦の弁護人は、パク・スホンだけの一方的な主張であり、「検事はパク・スホンのイメージが損傷されたというが、家族たちは皆罵倒された。パク・スホンが莫大な財産を集めることができた理由は、パク氏の両親とパク氏の徹底的で几帳面な通帳管理のため」と反論した。

パク氏は最終陳述で「私はパク・スホンを子どものように思って育てた。税務的に知らなかった部分に対しては、罪の償いを受けるが、悔しくて胸が痛い。以前のようにお互いを大切に思う家族に回復させてほしい」と訴えた。

イ氏は「懸命に生きてきたが一瞬で犯罪者家族になった。夫は家族のために本人の犠牲を喜びだと考え生きてきた人。その人生を知っているのでこのようなことを味わっていることに心が痛い」とし、「私たちの無念さを察してくださるよう切にお願いする」と半泣きになった。

これに先立ちパク・スホンの実兄夫婦は2011年から2021年までの10年間、芸能事務所2社を運営し、62億ウォン(約6億2千万円)に達するパク・スホンの出演料などを横領した容疑を受けている。

一方、裁判部は1審の宣告期日を2月14日に決めた。