”中小ドル(中小芸能事務所のアイドル”」ガールズグループたちが、確固としたメッセージが込められた音楽を打ち出し活動を展開しており、注目を集めている。大型事務所アイドルたちとは違って、大規模資本を投入してプロモーションを展開するのが難しい現実の中、メッセージのある音楽で幅の広いリスナーたちの心を動かす口コミを通じて「チャート逆走」を狙う戦略だ。

新曲に「君はひとりじゃない」というメッセージを溶かしたチームは、”ヒット曲メーカー”勇敢な兄弟が導くBraveエンターテイメントがローンチした新鋭ガールズグループ「Candy Shop」だ。「Candy Shop」は「困難を越え一緒に輝く夏の日を作って行こう」というメッセージを込めた曲はトレンディなヒーリングサマーソングである「Don’t Cry」をカムバックアルバムのタイトル曲として打ち出し活動し、いい反応を得ている。

さわやかな快感を与える感覚的なサウンドと、勇敢な兄弟がシンガーソングライターYOUHAと一緒に完成させた感性的な歌詞が良く似合うという評価だ。ミュージックビデオには校内暴力、いじめ被害などで苦痛を受けている学生たちが一緒に苦しい状況に打ち勝ち、輝く夏の日を満喫する物語を込め、曲を鑑賞する楽しみと没入度を高めた。

GLG所属のガールズグループである「H1-KEY」は、新曲「Let It Burn」のカムバック活動中だ。「Let It Burn」はグルーヴィーなブームバップヒップホップリズムと荒いロックサウンドを結合して作った曲だ。荒いロックサウンドに「ぬるいならむしろぐっと熱くなろう」と叫ぶ歌詞を与えた。メンバーのフィソはカムバックショーケース当時、「ただ優しいだけの姿だけでなく、反抗的な姿も私の一部なので愛そうというメッセージをテーマにした」と説明した。そして、「これまで慰めや希望を与えた『H1-KEY』の姿をメインに見せて来たので、今回は反抗的な『H1-KEY』を見る楽しみがあるはず」と鑑賞ポイントを伝えた。

「H1-KEY」は、昨年「重要なのは折れない心」というメッセージを込めた曲で注目された曲である「建物の間に咲いたバラ(Rose Blossom)」で音源チャートの逆走を叶えた。今一度音楽でリスナーたちに響きを与えチャートの攻略に成功できるか注目されている。新曲「Let It Burn」が、「建物の間に咲いたバラ(Rose Blossom)」の作詞・作曲家であるホン・ジサンと再協業し完成した曲という点も注目だ。

最近、メッセージのある音楽で成果を出した「中小ドル」としてはモードハウス所属の「tripleS」がいる。「tripleS」は24人が参加して完成した初のアルバムのタイトル曲「Girls Never Die」で主要音源チャートで逆走し、チャート圏内に留まり人気を得ている。「tripleS」のキャリアハイ達成曲である「Girls Never Die」は苦難と困難の中でも倒れない少女たちの意志をテーマに扱った曲。「またやってみよう」と叫び勇気を起こさせる歌詞がキリングポイントだ。

「tripleS」公式Youtubeチャンネルに掲載された「Girls Never Die」ミュージックビデオのコメント欄を見ると、メッセージのある音楽の力を実感できる。コメント欄には、「そう私はまたやってみる。ありがとう少女たち」、「青春はただ明るいだけじゃない。憂鬱(ゆううつ)を否定せず抱いて向かう青春も無ければいけない。これを見せてくれるのが『tripleS』のようだ」など、聞いて力を得たファンたちのメッセージがコメントされている。

モードハウスのジェイデン・チョンプロデューサーは自身のブログで「『Girls Never Die』を、今20歳の誰かに捧げる曲と紹介する内容の文章を掲載し、諦めるところだった20代のころのの思い出を告白し、共感を得ている。