しものせき海峡まつりは上臈参拝などの目玉イベントがありました。

5年ぶりにコロナ禍前の形に戻り、源平船合戦も帰ってきました。

「エイエイオー!エイエイオー!」

しものせき海峡まつりはゴールデンウィークの人気イベントです。

壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇をしのぶ先帝祭の「上臈道中」では絢爛豪華な衣装に身を包んだ太夫らが市内を練り歩きました。

見どころは20センチ以上もある高下駄を履いた太夫が披露する「外八文字」です。

華麗な演舞に多くの観客が魅了されていました。

「外八文字がちゃんと八の字になっててきれいだった」

「毎年すごく楽しみにしてて、本当に一生懸命練習されたんだなという姿が窺えて、とても美しくて満足しました」

午後からは赤間神宮へと舞台を移し、本殿へと続く「天橋」を渡ります。

太夫が30キロにもなるという重い衣装を身に着けながら立派な外八文字を披露すると、大きな拍手が起こっていました。

「女性の方も若くてとってもきれいで見ていて気持ちよかったです」

振袖太夫・花柳多優月(はなやぎたゆつき)さん

「すごく緊張したんですけれど、周りの方々がとても温かい言葉をかけてくださったので、堂々と外八文字を終えることができたと思います。衣装はすごい重いです。いままでの伝統の重みも積み重なっているんだろうなっていうのを感じる、すごくいい重みでもあるなと思いました」

また、関門海峡では海上パレードの源平船合戦が5年ぶりに復活しました。

実行委員会によりますと、きょうは32万3000人の人出があったということです。

しものせき海峡まつりは4日までで巌流島フェスティバルなどが行われます。