SNSを通じて犯罪の実行犯を募集する「闇バイト」。若い人たちを犯罪から守ろうと6月から、意外な場所で注意喚起が行われています。

カラオケ店で流れているのは、「闇バイト」で犯罪に加担しないよう呼びかける広告です。

岩国市に住む仲間信男さんが日本カラオケボックス協会連合会の理事長を務めていることから岩国警察署が依頼し、仲間さんが全国のカラオケ店に要請し実現しました。

県警によりますと、去年、県内のうそ電話詐欺で検挙された実行犯のうち、およそ4割が「闇バイト」がきっかけでした。

3月に下松市で起きた強盗致傷事件の容疑者らも、「闇バイト」を通じて犯行に及んだとみられています。

警察は、幅広い世代が利用するカラオケ店での呼びかけで被害の防止につなげたいとしています。