青木宣親がヤクルトに帰ってくる……ので、崖っぷちに立たされる外野手はこの4人!?

青木宣親がヤクルトに帰ってくる……ので、崖っぷちに立たされる外野手はこの4人!?
 ヤクルトに青木宣親が帰ってくる。以前、筆者は週刊野球太郎でバーネットと青木の復帰を願うコラムを書いたが、その願いの半分は叶ったわけだ。


 青木の復帰は喜ばしいことだが、外野のレギュラー候補、いや、ほぼレギュラー確定の青木が加わることで、弾き出されてしまう選手も当然ながら存在する。今回はそんなヤクルトの外野手事情を見ていきたい。

◎外野レギュラーはどうなる?

 青木の加入で外野のレギュラー争いは、より熾烈な状況になった。現時点でのレギュラー候補は青木、バレンティン、坂口智隆、雄平。バレンティンは冗談めかして小川淳司監督に一塁転向を直訴したが、小川監督は却下。今シーズンも左翼のレギュラーが濃厚だ。

 残る中堅、右翼を青木、坂口、雄平で争うことになるが、肩のある雄平が右翼、青木が中堅で起用される可能性が高い。そうなると昨シーズン、チームトップの打率.290、最多の155安打を記録した坂口が外れることに。その場合は、坂口を試合終盤の代打から使い、バレンティンの守備固めとして起用できるなど、贅沢な陣容となる。

 もし、この4人を同時に使うのであれば、不安のある一塁へ誰かをコンバートできればいいのだが……。ちなみに、コンバートをまじめに考察すると、バレンティンは小川監督の発言や、過去に見せたまずい一塁守備からして難しい。となると、魅力的な強肩を生かせなくなるが、雄平となる。雄平を一塁へコンバートするウルトラCはありえるのだろうか。

◎崖っぷちに立たされる4人の外野手は?

 前述したレギュラー格の4人に続く外野手は誰か。それは、昨シーズンの起用法を見ると山崎晃大朗だろう。雄平が故障で離脱するなか、後半戦に1番・中堅でスタメン起用された。今シーズンもレギュラー争いに加わることが予想されたものの、青木の加入で状況が一変。代走要員として1軍ベンチ入りとなるか、もしくは2軍で実戦経験を積ませるのか。首脳陣にとって悩ましいところだ。

 新人の塩見泰隆は春季キャンプで1軍スタートとなったが未知数。今後、オープン戦などでアピールしたい。

 また、外野手登録の選手のなかで背水の陣となりそうなのが、2015年のリーグ優勝時に中堅を争った比屋根渉と上田剛史、西武から新加入の田代将太郎、右の代打として起用されてきた鵜久森淳志だろう。この4人は今シーズン、結果が出せなければ戦力外と判断されてもおかしくない。田代は戦力外からヤクルトに拾われたものの、チャンスすら与えられない可能性もありそうだ。

 比屋根、上田はこれまでに多くのチャンスを与えられたものの、生かすことができなかった。その上、比屋根と同じ右打ちの塩見、上田と同じ左打ちの山崎と代わりとなりそうな若手もいる。まさに、今年は崖っぷちのシーズンとなる。2軍で結果を残し、数少ないチャンスをつかんでほしい。

 当たり前の話だが、この見立ては外野陣にケガ人が出ないことを前提で書き連ねている。ヤクルトだけに開幕してから、いや、その前にケガ人が多発している可能性も大いにある……とつけ加えておきたい。


文=勝田聡(かつた・さとし)

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