安田尚憲(ロッテ)にかかる期待。マリンスタジアムでシーズン20本塁打以上打った選手は?

安田尚憲(ロッテ)にかかる期待。マリンスタジアムでシーズン20本塁打以上打った選手は?
 昨季は生え抜き大砲が注目を集めたシーズンだった。西武・山川穂高や中日・福田永将がシーズン後半は絶好調。阪神では中谷将大が久々の生え抜き20本塁打をかっ飛ばし、楽天でも茂木栄五郎が生え抜き初の二ケタ本塁打を達成。続いて島内宏明も14本塁打を放った。

 このように生え抜き大砲候補が各地で芽を出した1年だったが、低調だったチーム成績同様にやはり取り残されてしまったのはロッテだ。

 昨季はチームトップのペーニャが15本で2位の鈴木大地が11本。途中加入で252打席のペーニャはともかく、全体的に大砲不在に泣いた。

 ZOZOマリンスタジアムは極めて本塁打が出にくい球場として知られている。球場が小さくないこともあるが、海に面しており、風向きによって打球が押し戻されたりするのはザラ。

 千葉に本拠地を移転した1992年以降、ロッテでシーズン20本塁打以上を打った選手を見てみたい。

◎20本塁打以上のロッテ選手(1992年以降)

■1992年
なし

■1993年
メル・ホール:30本塁打

■1994年
ミューレン:23本塁打
メル・ホール:22本塁打

■1995年
初芝清:25本塁打

■1996年
なし

■1997年
なし

■1998年
初芝清:25本塁打

■1999年
ボーリック:26本塁打
初芝清:22本塁打

■2000年
ボーリック:29本塁打
初芝清:23本塁打

■2001年
ボーリック:31本塁打
メイ:31本塁打

■2002年
メイ:23本塁打

■2003年
フェルナンデス:32本塁打
堀幸一:22本塁打
福浦和也:21本塁打

■2004年
ベニー:35本塁打

■2005年
李承燁:30本塁打
フランコ:21本塁打

■2006年
なし

■2007年
なし

■2008年
大松尚逸:24本塁打

■2009年
サブロー:22本塁打

■2010年
金泰均:21本塁打

■2011年
なし

■2012年
なし

■2013年
井口資仁:23本塁打

■2014年
なし

■2015年
なし

■2016年
デスパイネ:24本塁打

■2017年
なし

◎幕張の大砲・初芝でも25本塁打止まり

 生え抜き以外の選手、助っ人を含めてもかなりスカスカだ。千葉移転以降、ロッテのスラッガーといえば、まず初芝清が思い浮かぶが、1995年と1998年の25本塁打が最多で30本塁打の大台には及ばなかった。

 2003年には堀幸一、福浦和也が20本塁打を超えたが、結果的には中距離打者タイプでキャリアハイ。スラッガータイプの選手では大松尚逸が2008年に24本塁打を放ちブレイクしたが、その後は不調やケガに悩まされ、1度きりの20本塁打到達になってしまった。

 破格のパワーを持つデスパイネでもロッテ時代の最高記録は24本塁打に留まっている。

 この壁を越えるためにはスラッガーを獲って、スラッガーとして育てるしかないのだ。だからこそドラフト1位・安田尚憲にかかる期待は大きい。マリンスタジアムで初の生え抜き30本塁打。これがまず、安田が目指すべき数字だ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)


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