【まだまだ頑張る40代!】無失点・無走者の上原浩治(巨人)に1000登板間近の岩瀬仁紀(中日)

【まだまだ頑張る40代!】無失点・無走者の上原浩治(巨人)に1000登板間近の岩瀬仁紀(中日)
 一般社会で40代といえば、働き盛り真っ只中。しかし、プロ野球界では、もうベテラン中のベテランとなる。週刊野球太郎では連載企画「不惑の生き様を見よ! まだまだ頑張る40代の選手たち!!」をピックアップ。彼らの奮闘を通して同世代の読者の方々にエールを送りたい。まずは「投手編」だ。

◎古巣に電撃復帰し、さすがのピッチング

■上原浩治:43歳(1975年4月3日生)

 昨年オフから今年にかけて、歴史的なFA市場の停滞と言われたメジャーリーグ。カブスをFAになっていた上原浩治は、待っていればオファーが舞い込む可能性も残されていたが、国内復帰を決断し、古巣の巨人入りが決まった。

 記者会見を行ったのは3月9日。そこからチームに合流し、初登板となった3月20日の日本ハム戦では、7回に登板。西川遥輝に四球を与えたものの、後続を断ち切って無失点に抑えた。オープン戦にもかかわらず、上原の登板が事前に発表されていたこともあって東京ドームは4万6297人の大観衆。注目度の高さを証明した。

 結局、オープン戦では3試合に登板し無失点。さらに開幕後は、勝ちゲームのセットアッパーとして3月31日、4月1日、3日、5日と1イニングずつマウンドに上がり、失点どころか出塁も許さない完璧な投球を続けている。本人はブログなどで、球質にまだまだ納得がいっていないことを明かしているが、それでも結果を出すあたりはさすが。

 一時は「メジャーからの誘いがなければ引退する」とも発言しており、それを翻してまでも現役にこだわった2018年シーズン。戦場はアメリカではなく日本となったが、まずは上々の発進だ。

◎前人未到の1000試合登板へ

■岩瀬仁紀:43歳(1974年11月10日生)

 球界最年長、43歳の岩瀬仁紀(中日)は、オープン戦では6試合に登板。初戦の2月24日の日本ハム戦では、レアードから三振を奪ったあと、横尾俊建、森山恵佑、清水優心と三者連続本塁打。いきなり不安なスタートとなったが、その後に投げた5試合のうち、4試合で無失点。徐々に調子を上げてシーズンを迎えた。

 20年目のシーズン開幕後は、4月3日の巨人戦で初登板。1死からヒットを許すも、次の打者を併殺に切って取り、結果的に3人で片づけた。

 このマウンドが実に955試合目となった岩瀬(現在の登板数は956試合)。すでに昨年8月6月に、歴代最多となる950試合登板を記録しており、無人の野を独走中だ。今季45試合に投げれば、1000試合登板に届く。20年目となるシーズンも相手打者との勝負、自分との戦いを淡々と重ねる岩瀬の姿を見続けたい。


◎5月には40歳となるかつての最多勝投手

■山井大介:39歳(1978年5月10日生)

 開幕時は39歳だが、ゴールデンウイーク明けには40歳となる山井大介(中日)も本稿に加えたい。

 3月3日に先発した楽天とのオープン戦では、3回途中で6失点と炎上し降板。現在はファームで投げており、3試合に登板して0勝1敗、防御率6.30。状況は決して明るくないが、2014年には最多勝、最高勝率のタイトルを獲得したチーム生え抜きの看板投手でもある。なんとかもうひと花を期待したいが……。


文=藤山剣(ふじやま・けん)


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