【夏休み・アマ野球観戦ガイド】気分はプチスカウト! 大学・社会人のオープン戦を間近で見よう!!

【夏休み・アマ野球観戦ガイド】気分はプチスカウト! 大学・社会人のオープン戦を間近で見よう!!
 プロ野球は後半戦に突入し、ここから優勝争い、CS出場争い、個人タイトル争いが過熱していく。一方、アマチュア野球に目を向けると夏の甲子園が8月5日から開幕。第100回の記念大会ということもあり、地方大会から例年以上の盛り上がりを見せている。

 このように夏はプロ、アマもともに熱くなる野球の季節だが、なかにはのんびりと観戦したいファンもいるだろう。そんなときにおすすめなのが大学野球、社会人野球のオープン戦だ。

◎夏は秋へ向けた調整の時期

 夏場に佳境を迎えるプロ野球や高校野球に対して、大学野球と社会人野球はスケジュールが少し違う。

 大学野球は全国各地でリーグ戦が繰り広げられるが、春と秋の二部構成になっており、夏場は秋へ向けたチーム作りの時期となっている。各リーグの開始時期は多少違うものの、春のリーグ戦を終え、6月の大学野球選手権を経て、夏の強化期間へと入るのだ。そして、秋のリーグ戦を戦い、11月の明治神宮大会で1年が終わる。

 社会人野球は7月に行われる都市対抗野球、そしてドラフト後の11月に行われる日本選手権を2大大会とし、ここが大目標となる。他の時期にも、各地区の連盟が開催される大会はあるものの、やはり2大大会に比べると注目度は落ちてしまう。そのため、夏場は日本選手権へ向けたチームの強化の時間に当てられる。

◎ホームページやSNSで試合スケジュールを確認

 大学、社会人チームの調整期間となる夏は、多くのオープン戦が組まれている。ただ、オープン戦だけに大々的に告知されることはなく、試合の情報は各大学、企業の野球部ホームページで確認することになる。また、公式TwitterやFacebookといったSNSで情報発信しているチームが近年増えており、急なスケジュール変更や雨天中止なども告知している。とはいえ、全チームがこまめに発信をしているわけではないので、ひっそりと開催されていることも……。

 傾向を見ると、東京六大学リーグや東都大学リーグなどに属するチームの多くはホームページ、SNSで発信をしており、情報を得ることは難しくない。社会人も都市対抗、日本選手権の常連と呼ばれる強豪チームは何かしらの発信をしている。

 大学、社会人のオープン戦を観戦するには、まずは“いつ、どこで、どのチームが”試合を行っているかを確認するところから準備は始まるのだ。

◎飲料持参でアクセスは要確認!

 さて、日程を確認してお目当ての試合を見つけたら球場へ足を運ぶことになる。ここで気をつけなければいけないことがある。オープン戦が行われる場所は東京ドームや神宮球場のような都市部にある大球場ではなく、地方球場や各大学、社会人チームのグラウンドなのだ。

 そのため、交通アクセスが不便だったり、売店がなかったりと、プロ野球観戦に足を運ぶのと同じ感覚で行くと痛い目にあってしまう。とくに最寄り駅からバスで向かわなければならない地方球場・グラウンドの場合は、バス停の位置、行き先、そして時刻表のチェックが欠かせない。最寄り駅に着いたはいいが、バスが1時間に1本しか発着していない、ということだってありえるのだ。

 そして、場所はインターネットで調べることは可能だが、自動販売機や売店の充実度はなかなかわからない。最寄り駅前のコンビニなどで事前に準備しておくのが無難だろう。とくに今年は歴史的な酷暑と言われている。スポーツドリンクやお茶などの水分をあらかじめ用意しておきたい。

◎気分はプチスカウト!

 グラウンドといっても、大学、社会人のグラウンドは意外(?)にも観客席(スタンドや、あるいはベンチ)が設けられているところが多い。もちろん、何万人分もの座席があるわけではないが、オープン戦であればほぼ座って観戦できるだろう。ただし、屋根がないことも多い。直射日光や急な雨への対策には充分に気を配っておきたい。

 こういった観戦環境はプロ野球チームのホームグラウンドには遠く及ばないが、実は大きなメリットがある。選手との距離が近く、ドラフト候補や注目選手を間近で見ることができるのだ。東京ドームや神宮球場で行われる都市対抗野球や大学選手権では遠くからの観戦になってしまうので、ベンチでの様子も含めて間近でじっくりと見たいならば、夏場のオープン戦がオススメだ。

 ただし、お目当ての選手が確実に出場するかはわからない。足を運んだはいいが……という事態も十分に起こり得る。しかし、そのおかげで思わぬ選手を見られることも、もちろんある。それもまた楽しみのひとつだ。

 このように、プロ野球や高校野球にはない楽しみが夏場の大学野球、社会人野球のオープン戦には存在する。夏休みを利用して、スカウト気分でのんびりと足を運んでみてはいかがだろうか。熱中症にはくれぐれも気をつけて、プチスカウト気分を満喫して欲しい。

文=勝田聡(かつた・さとし)


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