【知っておきたい球場の話】大谷翔平(エンゼルス)の本塁打時に見える「岩」はディズニーが手がけた?

【知っておきたい球場の話】大谷翔平(エンゼルス)の本塁打時に見える「岩」はディズニーが手がけた?
 球場の歴史やトリビアを紹介する「知っておきたい球場の話」。第3回はメジャー球場のあれこれを紹介したい。

◎エンゼルスタジアムの岩は何?

 今シーズン、メジャーリーグで大活躍を見せている大谷翔平(エンゼルス)。ホームラン時の「ビッグフライ、オオタニサン」は地元実況の決まり文句になっている。

 特に今季はセンターへの本塁打が多かった。その際の映像で必ず目に留まるのが、エンゼルスタジアムのセンター後方左側にある大きな「岩」と「滝」だ。本塁打時には花火もド派手に打ちあがる。

 メディアでは言及されない、もしくはサラッと流されることも多いが、あの「岩」は何なのか、気になっている方も多いのではないだろうか。

 よく見てほしい。見覚えはないだろうか。そう。ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンである。

 ご存知の方も多いかもしれないが、エンゼルスの本拠地・カリフォルニア州アナハイムには元祖ディズニーランドがあり、1997から2005年までウォルト・ディズニー社がエンゼルスの経営に参画していた。

 そして、1997年に行われたエンゼルスタジアムの大改修で設置されたのがあの岩山のモニュメントである。センター後方の部分は演出のプロであるディズニーがデザインを担当したため、あのようなディズニー風(むしろそのもの)の岩山になったのだ。

◎ヤギの呪いだけじゃない? クセが強いリグレー・フィールド

 カブスの本拠地であり、MLBで2番目の長い歴史を持つリグレー・フィールドはなかなかクセが強い球場だ。

 最も有名なトピックスは「ヤギの呪い」。1945年にヤギを連れた熱烈なファンの入場を断ったことから、「カブスがワールドシリーズで勝つことはない」という呪いをかけられたという逸話だ。実際にカブスは長年ワールドシリーズ制覇を逃し、2016年まで長きにわたって「呪い」に苦しめられた。

 これで呪いは解けたと思われたが、もう一つ、思わぬ呪い…ともいえる伝統が残っている。それがデーゲームの多さだ。メジャーリーグでは1930年代から続々と照明設備の導入が進んでおり、カブスも1941年に照明工事に乗り出そうとしていた。

 しかし、太平洋戦争が勃発し、鉄の供出が必要になった。その苦境に際し、当時のオーナーであるフィリップ・K・リグレーはこう言った。

「野球は太陽の下でやるものだ」

 苦し紛れの弁明のはずが、これが野球ファンの心に大ヒット。大きな支持を集め、カブスの信念になってしまったのだ(諸説あり)。

 その後、周囲が住宅街という事情もあり、1988年までナイター照明設置は見送られた。30度を超える真夏でもデーゲームで試合が開催されており、選手たちはクタクタだったという。

 実はその伝統は今も残っており、主催試合はデーゲーム50試合、ナイトゲーム30試合程度の配分になっている。選手のコンディションに重きが置かれる現代ではなかなかややこしい伝統だ。

 また外野フェンスは蔦で覆われており、入り込んだらエンタイトルツーベース。やはりメジャーでも指折りのクセが強い球場だが、人気は高く、メジャーが誇る名球場になっている。

文=落合初春(おちあい・もとはる)


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