戦国時代に軍神と呼ばれた上杉謙信の出陣の儀を再現した米沢上杉まつりの「武●(ぶてい)式」が2日夜、米沢市の伝国の杜前広場で行われた。甲冑(かっちゅう)姿の武将らが川中島合戦に向け、気勢を上げ、詰めかけた観衆を戦国絵巻の世界へいざなった。

 式には保存会の会員や一般参加者ら約170人が“参戦”した。クライマックスの場面では、かがり火の炎が揺れる中、舞台中央に位置した謙信が「出陣」と号令すると、刀を抜いた武将たちが一斉に気勢を上げ、まつりを盛り上げた。

 まつり最終日の3日は午前9時半から、甲冑行列とみこしが市内を練り歩く「上杉行列」がある。メインの「川中島合戦」は同日午後2時から松川河川敷で行われる。

●は示へんに帝